70話 ページ20
部屋の中に入ると二人はテレビを見ていた
今日のミステリートレインのことが報道されていた
「どうだった??」
『大丈夫だって。また連絡してほしいって』
「なら・・・明日はゆっくりできるな。それより同居している友人には連絡したのか??」
『うん。今日は帰れないけど戸締りだけはしておいてねだって』
「その友人ってなんの仕事しているんだ??」
え?
どうしよう
言っていいのかな??
FBIって
でも勝手に他国で仕事しているから怒られるんじゃ・・・
「??みなみ??」
『あ・・・確か高校の教師だって言ってたよ』
「そうなのか??帰れないほど忙しいのか??」
『さぁ・・・?私にはわからないや』
ジョディーさんたちが今何をしているのかはわからないけどとても忙しそう
だからあまりマンションに帰ってこない
教師はここで捜査していることを隠すためのカモフラージュって言ってたっけ??
今度いつ帰ってくるんだろう??
「・・・一人は心配だな」
「ああ。だからなおさら俺たちから離れないでいてほしい。どうだろう?しばらくここにいてくれないか??」
「できればあのマンションから引っ越してほしいなぁ・・・って」
え?そこまで??
『なんで?なんでそこまで決められなきゃならないの??私があんな無茶したから??それは私も悪いと思ってるよ。でもそこまでしなくたって!!』
「みなみ」
「違うよ。俺たちはみなみが心配なんだ。今回みたいなことがまた起きたら、今回はキッドがいたから助かったけど毎回そんなうまくいかない。だからせめて俺たちが一緒にいてあんな目に合わせないようにしたいんだ。それに帰っても一人はちょっと心配だから・・・・」
『だからって・・・・引っ越しはできないよ』
私が勝手にどうこうできることじゃない
あそこはFBIが借りている部屋だから
私はFBIの人間じゃない
そこの住まわせてもらっているだけありがたい
それにあそこはシュウと過ごした思い出の場所だから
「・・・俺たちと一緒じゃ嫌なのか??」
『そうじゃない!!ただ・・・あのマンションから離れたくないだけ』
「あそこには高校教師をしている人と一緒に住んでいるんだろう??正直俺はお前がこんな状態なのに様子も見に来ない人の神経がわからない」
「それは俺も思ったよ。普通あの件でみなみが巻き込まれてるって知ったら普通なら仕事より友人を優先すると思うけど??」
『それは!!忙しいからで・・・・』
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作者名:みなみ | 作成日時:2021年6月3日 21時