69話 ページ19
詳しくは聞いてないけど二人は死と隣り合わせの仕事をしている
だから「仲間の死」には敏感なんだ
『二人とも・・・・・ごめんね・・・!心配かけて・・・っ!!』
二人を抱きしめ返した
心配かけて本当にごめんなさい
無茶してごめんなさい
そして
『・・・・ただいま。零、ヒロ』
にっこり笑った
「「おかえり。みなみ」」
二人も笑い返してくれた
私は二人の笑顔が好き
笑顔はみんなを幸せにしてくれる
だから二人とも笑って??
それだけで私は幸せだから
その後二人は離れた
「ゼロ。もう今日は終わりか??」
「ああ。始末書はここでやる。みなみ、しばらく俺たちのそばを離れないでくれ」
『え??なんで??』
「・・・・俺が心配だからだ」
「俺らね??俺もそれについては賛成。しばらくは俺らから離れないでほしい。もうあんな思いしたくないんだ」
頼む
そういいヒロは頭を下げた
『・・・わかった。でも明日どうしても離せない用事があるから午後からいないけど・・・』
「・・・どこへ行くんだ??」
『ええっと。知り合いの家に料理教室に。大学院生なんだけど訳あって居候させてもらっているみたいで料理が鍋物しか作れなくてレパートリーを増やしたいから教えてほしいって言われていたの』
「その予定延ばせないのか??今日のこともあって疲れているだろう??来週にしてもらったら??」
「ゼロに賛成!!あんなことがあったんだ、明日くらい休め。な??」
『・・・・わかった。連絡してくるね』
スマホを取り出しベランダへ行く
pipipi
〈・・・はい。もしもし〉
『こんばんわ。昴さん。みなみです。少しいいですか??』
〈こんばんわ。ええ、構いませんよ。どうかされたんですか??〉
『実は明日の件なんですが予定を来週に変更してもいいですか??』
〈ええ。私がかまいませんよ。でもどうしたんですか?また体調が悪いのでは・・・〉
『違いますよ!実は今日事件に巻き込まれてしまって・・・・軽く死にかけたので明日は大事を取って休みたいんです・・・・』
〈そうでしたか・・・けがはありませんか??〉
『ええ!大丈夫です!ちょっと疲れているみたいで・・・本当にすみません・・・』
〈気になさらないでください。急ぎでもないので体調がよくなったら連絡してください。その時はお迎えにあがりますので〉
『ありがとうございます!!では、おやすみなさい』
〈おやすみなさい〉
そういい電話を切った
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作者名:みなみ | 作成日時:2021年6月3日 21時