松岡家の長女 (ページ34)

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「ほらほら。あまりAを困らせないの。Aもごめんね？」

『私は大丈夫。また誘って？その時はケーキ買ってくるから』

「「ケーキ？！」」

すごく輝いた目でこちらを見ていた

『うん。その時は真琴に連絡入れるからね？食べたいケーキがあれば言ってね？』

「「うん！約束だよ？」」

『うん。約束！』

二人と指きりげんまをして帰る支度をした

「途中まで送っていくよ」

『ありがとう。じゃぁまたね？おばさんお邪魔しました』

「いいえ。なんのお構いもできなくてごめんね？またいらっしゃい」

「「またねー！！」」

橘家を後にし駅まで送っててもらった

その途中買い物帰りのハルに会って一緒に着いて行ってくれることになった

『二人ともごめんね？』

「大丈夫だよ。ね？ハル？」

「・・・ああ」

『さばか・・・今日はサバの味噌煮にしようかな？』

「それならこれ食うか？」

「それはハルが買ったサバだろう？」

『そうだよ。うちには冷凍してあるサバがあるからそれにするよ』

ハルは少し残念そうな顔をしていた

駅に着き切符を買った

『二人ともありがとう！気を付けてね？』

「うん。今日はわざわざありがとう！」

「・・・・またな」

丁度来た電車に乗り二人に手を振る

駅から家まで１０分くらいのところ

家に入るとお母さんがちょうど帰ってきたところだった

「あ、おかえり。今帰ってきたところなの。ご飯少し待っててもらえる？」

『うん。今日サバの味噌煮食べたい』

「じゃぁ解凍しておかないと・・・」

サバを解凍している間お茶をすることにした

「ふぅ・・・」

『なんか疲れてない？大丈夫？』

「うん。今日は少し疲れちゃって。早めに寝るわね？」

『そうしたほうがいいよ。あと私がするから』

「大丈夫よ。Aだって仕事残っているんでしょう？」

『大丈夫。ほら座ってて？』

キッチンに行き夕飯の支度をする

少しして江が帰ってきた

『おかえりー！お弁当箱出しといてね？』

「ただいまー！！はーい」

カバンからお弁当箱を出し流しに入れる

「今日はサバ味噌？」

『そうよ。ほら着替えてきなさい？』

「はーい」

自室へ行き着替えに行った

３０分後サバの味噌煮完成

ご飯も味噌汁も出来たしリビングにいる二人を呼ぶ

『ご飯出来たよ！！』

「しぃー」

江が静かにするようサインをする

除くとソファで寝ているお母さんの姿だった

「相当疲れているみたいだね」

『うん。(少し心配だなぁ・・)』