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ジャージ ページ33

真琴から借りたジャージを返しに真琴の家に来た

まだ学生のころ凛を迎えにハルんちに行ったとき何度かお邪魔したことがある

確か双子ちゃんが生まれたって聞いたなぁ

双子かぁ

可愛いんだろうな・・・

インターホンを押すとおばさんがでた

「まぁ!Aちゃん!久しぶり!あがって?」

『おばさんご無沙汰してます。あ、これつまらないものですが・・』

「まぁ。気にしなくていいのよ?」

『いえ。真琴にジャージを借りていたのでそのお礼に。みなさんで食べてください』

「じゃぁ遠慮なく。そうだ!うちの双子たち会ったことなかったわね。紹介するね?蘭−蓮?」

奥から元気な声が聞こえた

「「お姉ちゃんだあれ?」」

なんだろう・・・

昔の真琴を見ているような


『初めまして。お兄ちゃんのお友達の松岡Aです。よろしくね?』

「私、蘭!お姉ちゃんよろしくね!」

「僕は蓮!よろしくね!」

もうかわいすぎて鼻血でそう・・・・

もう天使だね!

『おばさん・・・ホントこの子たち天使・・・』

「でしょう?さぁお茶が入ったわよ。Aちゃんからいただいたお菓子を食べましょう!」

「あ、これマカロン!」

「僕チョコ!!」

「慌てないでゆっくり食べなさい?あとお姉ちゃんにお礼言いなさい?」

「「Aお姉ちゃんありがとう!!」」

もう鼻血出るからやめて!

「「Aお姉ちゃん?どうかしたの?」」

上目使いでこちらを見る天使たち

『なんでもないよ。さぁ食べて?』

「「いただきます!!」」

双子ちゃんたちは嬉しそうに食べていた

そして玄関から真琴の声が聞こえた

「あ、お兄ちゃんだ!」

「おかえりー!!!」

二人は玄関に一直線に向かった

二人を背負いながら真琴がリビングに来た

「あれ?Aどうしたの?いらっしゃい」

『お邪魔してます。ジャージ返しに来たの』

「あーなら連絡してくれれば持ちに行ったのに」

『ちょうど用があってね。そのついでに来たの。これマカロン。早くしないと双子ちゃんたちに食べられちゃうよ?』

二人を見るとたくさん食べていた

「あー!お兄ちゃんの分も残しておけよ?」

「はーい!」

「ねぇねぇ!Aお姉ちゃん?今日泊まってく?一緒にご飯食べようよ!」

『そうしたいのは山々なんだけど今日は用があって・・・ごめんね?』

「「ええー!!」」

すごい残念そうな顔をしている双子ちゃん

本当にごめんね?

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作者名:みなみ | 作成日時:2019年9月11日 23時

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