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そして合同練習当日
学校も休日ということでお休み
私もジャージ(卒業生の御下がり)を着てプールにいる
みんなの様子を見ているけどやっぱり似鳥君がこの部の中で力が弱い
タイムも最下位
このままの状態だとレギュラーは無理そうだ
御子柴君のとこに行くと
「今日の俺の泳ぎ見ててくださいね!」
と素敵な笑顔を見せてくれた
にっこり笑って頭をなでた
「姉ちゃん。なにしてんだよ」
御子柴君の頭を撫でていた手を払われた
なぜだ
『ん?なでていただけだけど?なに?凛もなでて欲しかったの?』
そういうと凛は顔を赤くして
「ばっ////そんなんじゃねぇし・・・・」
と否定してくるが本当はしてもらいたいのだろう
もううちの姉弟かわいい
『はいはい。よしよし』
凛の頭を撫でてあげる
「・・・・・」
あ、この顔は満更でもない顔だな
『あ、岩鳶来たよ』
「あ、本当だ。挨拶してきます」
御子柴君は岩鳶の処へ行った
凛は視線を岩鳶にやる
『ほらほら。練習してきな』
「・・・ああ」
そういい似鳥君も凛の後を追いかけて行った
岩鳶を見ると少し慌てている様子だった
『どうかしたの?』
「あ。先生。岩鳶の人が水着忘れたっていうんで・・・」
『そうなの?予備あるから貸してあげたら?君サイズいくつ?』
「あ・・・Lです」
『ん。了解持ってくるね』
更衣室に行き予備の水着を持ってくる
『はいこれ。きつかったら言ってね?今日はよろしくね?』
「あ・・・・はい」
なんだろう?
ちょっと気が向かないのかな?
試しに種目別で泳ぐことになった
あれ?なんか岩鳶の子慌ててる
なんだろう・・・
START位置につき飛び込むが泳げず溺れて行く
『っ!!』
とっさにプールへ飛び込んだ
ハル君も同時に飛び込み急いで救出する
『大丈夫?!』
「はぁはぁはぁ・・・はい」
『きみ、もしかして泳げないの?』
そういうと少し悔しそうな顔をする
そっか
だから泳ぐの渋ってたんだ
『とりあえず怪我はなさそうね。真琴君。ちょっと様子見ててもらえる?』
「うん。」
血圧計を持って戻るとすごい落ち込んでいた
『血圧計らしてね?・・・・・うん。血圧も問題ないし。大丈夫!!』
「ありがとうございます」
『挨拶がまだだったわね。松岡Aです。ここの保健士をしています』
「ということは・・・江さんの」
『姉です。いつも妹がお世話になってます。』
「助けていただきありがとうございます。僕は竜ケ崎怜といいます」
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作者名:みなみ | 作成日時:2019年9月11日 23時