松岡家の長女 (ページ30)

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合同練習ページ30

あれから数日

凛は鮫柄学園水泳部に入部した

それから私はというと保健師の仕事が忙しくなり水泳部の顧問を正式に辞退し今は保健師一本で仕事をしている

本当は居たかったが膨大な仕事の量と研修がありなかなか顔を出せずにいた

相談した結果、コーチに顧問も兼任してもらうことで合意してもらい水泳部から離れることができた

それを部員に知らせると悲しむ者もいたが根性の別れではないし学校で会えるからというと笑顔が見られた

御子柴君がたまに凛の様子を知らせてくれるようになった

「あいつまだチームに溶け込んでないです。それに泳ぎにも迷いがあるように見れて・・・」

『そうね。あの子にもいろいろあったみたいだからね。いつも報告ありがとう。そういえばもうすぐテストだけど御子柴君大丈夫そう？』

「ええ。なんとか。それより松岡の成績とはどうなんですか？」

『よくもなければ悪くもない。帰国子女だから英語は完璧。でも古文、現代文に関しては平均点ギリギリなのよ。赤点は取らないでもらいたいわ』

「そうっすね。赤点取ると補習があるので練習時間も短くなりますし、大会も出れなくなりますからね。こうなったらみんなで勉強会でも開きますか！」

『それいいわね。御子柴君頼んだわよ。私の時間が空けば行くから』

「お願いします！俺そろそろ行きますね」

『いってらっしゃい！』

御子柴君と別れ仕事を再開させる

３時間後

はぁ・・・終わった

今日の仕事はここで終了

時計を見るとまだ部活動中の時間帯だったためプールへ向かった

中に入りコーチに挨拶をしていると

「お姉ちゃん！！」

なぜか江がいたのだ

『江？どうしたの？凛に会いにきたの？』

「それもあるけど正式に合同練習の申し出をしてたの！」

『ああ・・岩鳶の？』

「先生の妹さんですか？」

『そうだよ。うちの可愛い妹の江。手を出したら・・・・わかってる？』

にらみつけながらそういう

「あ、はい・・・」

御子柴君は少し後ずさった

可愛い妹に手を出させません

「もう！お姉ちゃんたら！！」

そこへ

「姉ちゃんに、江？！何しに来てんだよ・・・・」

「あ、お兄ちゃん！今度鮫柄と岩鳶で合同練習をすることになったの！それでここに」

『私は仕事が終わったから見学に。そしたら江がいた』

「あーそうかよ。遅くならないうちに帰れよ」

『江。凛が心配するから今日は帰りましょうか？』

「そうだね。来週よろしくお願いします！！またね！」

そう言い一緒に帰った