松岡家の長女 (ページ23)

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学食ページ23

『ううん。こんなに混んでるから帰って仕事しようかと思って』

「だよな。俺も最初来たときなんだこりゃって思ったけど案外スムーズに行けるぞ」

『んーでもいいや。カバンに非常食(カロリーメイト)があるからそれ食べる』

そんなこというと凛は眉間にしわを寄せ

「ちょっと待ってろ」といいトレーを私に渡しどこかへ行った

少ししておにぎりやパンを持ってきてくれた

「ん」

『・・・くれるの？』

「ああ。ほらあっち空いてるから一緒に食べようぜ」

そういい手を引かれ食堂の隅にあるテーブルに座る

『ありがとう。いちごクリームパン！！』

「姉ちゃん甘いやつ好きだろう？」

『うん！でもダイエットするから半分食べて？』

「は？なに、ダイエットするの？」

『うん。今日計ったら太ってて・・・』

凛は私のおなかを見て

「そんな太った感じしねぇけど」

と生姜焼きを食べた

『明日出かけるのに・・・』

凛はピクっと反応した

「どこ行くんだ？」

『ん？隣町のショッピングモール』

「男か？」

『ん？男』

ガチャーン

コップが割れた

『ちょ！どうしたの？！てか、怪我ない？』

慌てて割れたコップを片づける

凛もはっとし一緒に片づけた

片づけ終わり一度席に戻る

「で？どこのどいつだ？姉ちゃんとデートするやつは？」

なんか殺気だってんだけど・・・

『ん？デートじゃないよ？真琴がねお母さんの誕生日プレゼントを一緒に選んでほしいって言われて。明日部活もOFFだし行こうかなって。ついでに買い物したいし』

「真琴・・・・」

『橘真琴君。覚えてない？小学校のとき１年だけ一緒だった子』

え？なんでそんな不機嫌そうな顔するの

「あいつと二人でか？」

『ええ。そうよ』

そういうとますます不機嫌な顔をする

「・・・真琴の事好きなのか？」

ドキ

『・・・・さぁ？ほら早く食べちゃいなさい。もうすぐで休憩終わるわよ』

そういいご飯を食べる

まだ不機嫌な顔してるよ

そういえば・・・

『凛？おねえちゃんの質問にしょーじきに答えて？』

「あ？なんだよ」

そういい水を口にする

『彼女いるの？』

「ぶーー！！」

『ちょっと！！汚い！！』

「いきなりなんだよ！！」

『あんたイケメンの分類に入るんだから彼女の一人や三人いるでしょう？どうなの？』

そういうと眉間にしわを寄せ

「・・・いねぇよ」

と答えた

『あっちにいたときはいたの？』

「・・・いねーよ。それより俺があっちにいる間、姉ちゃんはいたのかよ？」