松岡家の長女 (ページ19)

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すると似鳥君がクスクス笑っていた

「あ・・・すみません！なんか仲がいいなぁって思って。僕一人っ子だから兄弟がいる人羨ましくて・・・」

『そうなの？なら、今日から私の事A姉と呼んでもいいよ？』

「え？？？それは・・・」

『大丈夫。水泳部の一部にも言わせてるから』

「なんでだよ！！」

『一人っ子の子たちが３年多いからさ？ノリで？』

「どんなノリだよ！！」

『いただきまーす』

「無視かよ！」

うん！おいしい！！

オムライスマジうま

サラダもおいしい

ドレッシング手作りかな？

今度聞いてみよう

そんなことを思いながら食べる

似鳥君も自力で食べているけどまだ熱のせいか食欲がない

「・・・ごちそうさん」

『お粗末様でした』

「姉ちゃんが作ったわけじゃねぇだろ？」

『おばさんに変わって言ってみた。ごちそうさま』

「・・・ごちそうさまです」

『うん。半分は食べれたね。はい。薬飲んで？明日の様子で学校休ませるからね？あ、凛。問診票書いてね？』

「わあってるよ！！」

『はいはい。凛、食器貸して。置いてくるから』

「・・・俺がいく」

『いいの？じゃぁお願いしようかな？』

凛にトレーを渡し似鳥君を再び寝かす

「あの・・・何から何まですみません」

『平気だって。ほらもう寝な？』

そういい子供のようにおなかをポンポンしてやる

「///子供じゃないんですから！！」

『ほらほら寝た寝た』

そういいながら続けると次第に寝息が聞こえた

良し寝たね

「寝たのか？」

音もなく入ってきたよ

『うん。さっきね？凛はこれからお風呂？』

「あ？ああ。といっても飯の前にシャワー入ってきたけどな」

『お湯につからないと疲れとれないわよ？まったく・・・』

「そんなことより姉ちゃんはどうすんだよ？」

『ん？最後の最後で入るつもりだよ？』

「・・・それまで時間あるがどうするんだ？」

『んー現実逃避？』

「なんでだよ。・・・最近母さんどうなんだ？」

『んー昼と夜仕事しているよ』

「あ？なんでだよ。てか、大丈夫なのか？体のほうは？」

『止めているんだけどね？お母さんったらさ私の負担になりたくないから働くんだって。私が嫁に行くときのことまで心配しているのよ？』

「・・・・あまり無理してほしいんだがな」

『そうね。一応言っているんだけどね？』

「まぁ、それは姉ちゃんも言えることだぞ？俺たちのことは心配しなくてもいい。俺も学費免除だからな」

まぁそうだけどさ？