松岡家の長女 (ページ17)

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看病ページ17

Aお母さん?今日学校に泊まるから送迎できない
お母さんええ。わかったわ。どうかしたの?
A実は部活の子が熱を出しちゃって付きっ切りで看病しないといけないから。江にも伝えといて?
お母さんそうなの?心配ね。お大事にって伝えてね?
Aうん。ありがとう。

これでよし

支度をしいったん家に帰る

「あら？今日は泊まっていくって言ってたじゃない？」

『着替えとスマホの充電器を取りに。今日は送迎できなくてごめんね？車置いて行こうか？』

「ううん。大丈夫よ。一緒の人に送ってもらうから」

『そっか。それじゃ行くね。行ってきます！！』

急いで寮に向かい中に入る

行きかう人たちと挨拶をかわしまずは荷物を置きに寮母室へ

さて、様子を見に行くか

食堂のおばさんに挨拶をしおかゆを作ってもらう
ついでに私の分の夕飯と朝食をお願いする

注文していると

「お？松岡先生じゃないですか！似鳥の看病ですか？」

『御子柴君。そうよ。今日泊まるからね』

「わかりました。そうだ。一つ気になっていたんですけど似鳥の同室の松岡・・凛？ってやつ知ってます？同じ苗字だったので気になって」

『ああ・・あれうちの弟』

全「えええええぇぇぇぇぇぇ！！！」

「それ本当ですか？！」

「マジか？！」

「あのひれくれものが？」

『あーいろいろ事情があってあんな感じだけど昔は可愛かったんだよ！ホラ！！』

スマホの画面を見せる

画面に映っているのは小学生の頃の凛と江

二人で笑ってピースサインをしている可愛らしい写真だった

『この時の凛なんてもう可愛くていつも私の後ろをついてきてたんだよ！私がオーストラリア留学するにときだって二人で泣きながら引き留めてたし朝になると玄関先で二人で道をふさいでたんだよ？もうかわいくてかわいくて！！！』

「姉ちゃん！！」

大声で叫びこちらに来ていた凛の姿だった

『凛！どうかしたの？』

「どうかしたの？じゃねぇよ！！なに人の過去晒してんだよ！！」

『この寮の2，3年には私の弟たちがいかに可愛いかはもう熱く語っているから大丈夫よ！』

「なにしてくれてんだよ！！たく・・・ほら行くぞ？」

『あ、待って。似鳥君のおかゆ頼んでるから』

「あ、それなら俺が持っていきますよ」

御子柴君が持ってきてくれるっていうからお願いした

凛に連れられて部屋に入る