寮母と水泳部 (ページ7)

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６話ページ7

『ほら、もう歓迎会が始まってるよ！今日は手巻き寿司だよ！！早く乗って？』

凛くんを助席に乗せ、車を発進させる
ふと、凛くんはダッシュボードに目をむけた

「これ・・・」

そこには凛くんがオーストラリアに行くときにくれたクマの置物があった

『ん？これ？覚えてる？凜君からもらったものだよ』

「ああ。覚えてる」

『これがあると凜君と一緒にいる気がしてね？』

凜君が驚いていた
凜君になんかあったのはわかる
でも本人から話してくれるまで待ってるつもり

『さぁ、着いたよ！』

車を止め降りようとすると

パシッ

腕をつかまれた

『凜君？』

「A姉は」

「A姉は、俺のこと忘れないでいてくれたのか？」

真剣な目をしている

『当たり前でしょ？大切な友人だし』

そういうと凜君はにっこり笑ってくれた

「そうか！！」

『やっと笑ってくれたね！』

「？」

『凜君、会ってから全然笑ってくれないから、遅めの反抗期かな？って思っちゃったよ！』

「・・・だから反抗期じゃないって・・・」

『あははは！！ほら行こう！早くしないとみんなに食べられちゃうよ？』

一緒に寮の中に入るとまだみんな食べてた

『おまたせ！追加の刺身買ってきたよ！てか、コーチは？』

「もう帰りましたよ」

そっか

『さぁ、凜君。君の手巻き持ってくるから待ってて』

「ああ」

「松岡先輩こっちこっち！」

「ああ」

後輩たちに連れられテーブルに着く凜君

「松岡のやつどこに行ってたんだ？」

『地元に行っていたらしいよ』

凜君に取っておいた手巻きを渡す

「ありがとう」

『いーえ！どんどん食べてね！』

全「はーい！」

みんながおいしそうに食べてくれるその姿が私は好きだ

時刻は２０時

そろそろお風呂の時間だ

『はーい！そろそろお開きにしよう？』

「そうですね。ほら、お前ら片付けだ。手分けして片付けろー」

全「おっす」

みんなが手分けして片付けてくれる

「はい。これで全部です」

『ありがとう。あとは私がやるからみんなはお風呂に入ってきてね』

「先に３年が入れ。それから２年、１年の順で入れ」

そういうと３年生が入る支度をしていた

そのあと食器類を片付ける

あとは乾燥機に入れて放置する

そのあとにテーブル、椅子、キッチンの消毒し、明日の朝食の下ごしらえをする

その時１年生が手伝ってくれた

「いつもこれをしているんですか？」

『そうだよ！そうしないと朝間に合わないから』

そういいご飯をセットする