寮母と水泳部 (ページ42)

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42話ページ42

ご飯を食べ終え各自荷物の整理をしに部屋に行った

片付けも終わり電気を消し食堂を出る

喉乾いた・・・

近くに自販機があったのでそこで飲み物を買うためお金を入れる

どれにしようかな？

選んでいると後ろから手が伸びてボタンを押された

『あ！凛君！』

「へへ！ごちそうさま」

『もう！まったく・・・』

再びお金を入れようとすると

「悪かったって。ほら」

凛君がお金を入れてくれた

『ありがとう』

ボタンを押し取り出し口から缶ジュースを取る

「よくそんな甘いもの飲めるよな」

『凛君は甘いもの苦手だもんね』

「ああ。チョコとかマジで無理」

『カカオ７８％のやつはどう？』

「それなら食べれる」

『なら来年はカカオ９０％のチョコ作ってあげるね』

「おい。なんで７８％から９０％に変わったんだ？え？」

『え？』

「え？」

『ん？』

「・・・もういい。これサンキュー」

『こちらこそごちそうさま』

「おう。じゃぁまた明日」

『またね』

凛君と別れてアパートへ向かいお風呂に入ったところでハルからラインが来た

キャラ合宿してきた
Aお疲れ様。疲れたでしょう?今日はゆっくり休みな
キャラああ。あと真琴の事なんだがもう大丈夫だ
A本当?!・・・よかった。これでみんなで海に行けるね!
キャラああ。用はそれだけだ。おやすみ
Aわざわざありがとう!おやすみなさい

そっか！
真琴克服できたんだね！
明日は岩鳶にお赤飯持っていかないとね！！

アパートになぜかあった餅米を水に晒しておく

明日の朝にふかして夕方に持っていこう

ちょうど明日は月に一回の部員でご飯を作る日だから

この鮫柄高校水泳部の伝統の一つ月に一回自分たちでご飯を作るのが習わしなんだって

理由は高校卒業して一人暮らしするときに困らないようにと10年前から始めたんだって。
この学校は全寮制だから自宅に帰れるのはお盆と夏休みと冬休みくらい。しかも実家に入れるのも夏は1週間から10日くらいだし。

それであしたはご飯はみんなで協力して作ることになったんだ。
もちろん私とコーチも味見がかりで参加する

さて、明日も早いし寝ますか

電気を消し布団に入り寝た