寮母と水泳部 (ページ30)

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２９話ページ30

休憩室で休んでいると電話がかかってきた

真琴からだった

『もしもし？真琴君？どうかしたの？』

「あ、A姉さん？ごめんね。今大丈夫？」

『うん。大丈夫だよ。』

「あのさ・・・ハルのことなんだけど・・・」

『ハル？ハルがどうかした？』

話を聞くと水着を買いに行ってから少しおかしいらしい

たぶんあの時のことを気にしてんのかな？

『ちょっと凛君とあったみたい』

電話越しで「そっか・・・なんで話してくれなかったんだろう？」って少し落ち込んだ声をしていた

『大丈夫よ。真琴君。凛君は少し反抗期なの。凛君のことは私に任せて。真琴君はハルのほうをお願い。あの子ああ見えて繊細なところあるから。悩んでも誰にも話さないで抱え込むこともあるし』

貯めこんじゃって爆発するタイプなんだよね

そういうと「わかった」と少し笑いながら言ってくれた

「また遊びに来てね？」

『うん。近いうちにハルの様子見に行くね。その時はハルの家にお泊りしようかな？』

「その時は連絡してね？蘭と蓮も会いたがっていたし」

『双子ちゃん可愛いから私の癒しなの。ぜひ行くわ！その時はお土産買っていく』

「あはは！お土産は大丈夫だよ。そろそろ俺も夕飯食べないと。また連絡するね」

『わざわざありがとう。ハルをお願いね？』

そういうと電話を切った

時刻は１７時

そろそろご飯作らないと・・・・

エプロンをし台所に行くと

「あ、Aさん！」

「お疲れ様です！」

『こんばんわ。あれ？１年生のみんながどうしてここに？』

「いや、俺たち暇なんで夕飯の支度手伝おうかと」

『本当？助かるー！じゃぁみんな手を洗ってー』

みんなに手洗いを進める

「今日はなんすか？」

『うーん。時間ないしカレーでいいかな？今日は選択なしでカレーのみ！』

「じゃぁ野菜斬りますね！」

「じゃぁ俺は米をとぎます！」

『ありがとう。今日玉ねぎを買ってきたからそこから使って。ジャガイモはそこの段ボールの中にあるから』

１年「はい！」

そういい手分けして作業をする

「目に染みるぅ・・・」

「口から息をすれば染みないって聞いたぞ」

『あとは皮をむいたら水にさらしておくといいって聞いたよ』

「へぇ・・そうなんですね」

『あとジャガイモは皮をむいて切ったら水に１０分くらいさらすんだよ』

「それはなんでですか？」

『ジャガイモのでんぷんを抜くためらしいよ』

「初めて知った・・・」

『クスクス。これから覚えて行けばいいんだよ。』