２８話 ページ29
そんな話をしながら待っていると続々と料理が運ばれてきた
『おいしそう！いただきましょう！』
「はい！いただきます！」
みんながおいしそうに食べる
その顔を見るのが私の唯一の楽しみ
するとスマホが鳴った
ん？ライン？
アプリを起動させると・・・
『はい？』
「？なにかあったんですか？」
『いやね？岩鳶の七瀬遥って子いるでしょ？私の従弟の』
「いましたね！そいつがどうかしたんすか？」
『さっきね偶然会ってね？ハルに似合いそうな水着を買ったんだけどそれが・・・見て！！』
スマホの画面を見せると
『１枚目が私が買ったもので２枚目が自分で買ったものなんだけどなんか同じもの買ったみたいで・・・！』
「なんで？」
『本人曰く「締め付け感が違う」だって！同じメーカーでも締め付け感が水着によって違うから何着が買うみたいなの。おかげで同じような水着４枚あるのよ』
「４枚もですか？」
「そんなにいりますかね？」
『うん。いらないと思う。ね？凛君もそう思わない？』
「え？」
凛君聞いてなかったな？
『もう聞いてなかったね？』
「すまん」
『もう！いいもん』
「怒んなよ」
『怒ってません』
凛君はため息をついた
「悪かったって。あとであそこのアイス奢ってやるから」
『ほんとう！！なら抹茶のダブルで』
「抹茶好きですもんね」
『抹茶は日本人の象徴だよね』
「いや、意味がわからないっす」
『日本＝抹茶だよ？』
「いや、バニラっしょ」
『凛君は甘いの嫌いだからチョコミントにしよう』
「なんでだよ！！誰があんな歯磨き粉なんか食うか！！」
『歯磨きを馬鹿にしないの！』
「してねぇ！！」
そんな言い合いをしているうちに食べ終え約束通りに抹茶のダブルを凛君に買ってもらいました
満足満足♪
『じゃぁ帰ろうか？それとも他に寄りたいところある？』
「俺はないっす。おまえらは？」
「大丈夫です」
『じゃぁ出発するよー』
エンジンをつけ寮に戻る
寮につき荷物を運ぶ
いや、運ぼうとしたけど寮から何人か出てきてくれて何もすることはなかった
てか、みんなエスパーなのかな？
「いや、俺が呼んでおきました」
『・・・御子柴君はエスパーなの？』
「A姉、さっきから声に出してんぞ」
あらやだ
もう年かな？
「また声に出してんぞ」
もう末期らしい
そんなこんなんで無事買い物も終わりました
さて、少しゆっくりしよう♪
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作者名：みなみ | 作成日時：2019年8月14日 23時
