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2話 ページ3

「?!あいつ水泳していないのか?」

『?うん。なんかあったみたいだけど詳しくは知らないんだ』

ハルが中学のときになんか突然辞めたんだよな
理由は聞いてないけど彼の中に何かあったんだと思う
それを聞いて凛君は険しい顔をしていた
あ、そうだ

『そういえば凛君岩鳶SCにいたよね?あそこ取り壊されるみたいだから最後に見に行くといいよ』

ハルたちが通っていた岩鳶SC
年々、水泳をする生徒が減少し財政破綻したって聞いた
今は廃墟と化している

「・・・わかった。教えてくれてありがとう」

「こら、松岡。年上なんだから敬語を使え」

『いいの。御子柴君。御子柴君も敬語いらないよっていつも言っているデショ?』

私はどうも敬語を使われるのが嫌なのでここに居る人たちには敬語を使わないように注意しているんだけどみんな聞いてくれない

「そうはいきませんよ。年上には敬語。これは常識です」

『うん。その心意気はいいんだけどここにいるときは敬語使わないでほしいな。なんか距離を感じるし』

「御子柴さん。A姉の願いを聞いてあげてください。この人結構頑固なんですよ」

『凛君、頑固とはなんだ。もう!』

「とにかく俺は敬語を使いますよ。それより松岡、部屋に案内する。ついてこい」

「はい。またあとで」

『うん。あとでその書類出してね?』

凛君は手をあげ、部屋に向かった

さて、ご飯の支度!

作っている間、新入生の保護者から挨拶を受ける
みんな自分の子が心配なんだろうなぁ
その後保護者達は帰り、水泳部みんなが食堂に集まった

「これからみんなはここの部員になる。そこでここの寮母をしていAさんにここの利用注意点を説明してもらう」

『はい。みなさん。今日からよろしくお願いしますね。ここは基本自由に過ごしてもらってかまいませんが外出や外泊するときは必ず届け出を出してくださいね。出してないと違反になりますので。外出は夜9時までです。5分前には帰ってくること。それとこの水泳部は朝練があります。また自主練をする方はあらかじめコーチ、または部長に言うこと。あとここは朝と夜のみご飯が出ます。お昼は学食を利用してください。休日はここで3食出るので安心してくださいね。ここを自分の家だと思ってくださればいいと思います。私からは以上かな?あとあったっけ?』

「あとは・・・掃除、洗濯は各自自分で行うように。以上!」

『今日のお昼はカツとサバの味噌煮です。好きなのを選んでくださいね?』

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作者名:みなみ | 作成日時:2019年8月14日 23時

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