寮母と水泳部 (ページ13)

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１２話ページ13

凜君はあきれた顔で

「なにしてんだよ・・・」

といった

『なんかまだ４月なのに屋外プールに入って風邪ひいたんだってー』

馬鹿だよねー

本当プールバカ

「ちげぇね！！」

凜君は笑っていった

『あのままだとろくに食べないと思うから夕飯も作ってきたよー。もう世話のやける子なんだから』

昔からそう

おじさんたちが単身赴任してから自分で作って食べるようにしているけど見ていないと偏った食事をとってそうで心配

「そういえばA姉はなんで調理師になったんだ？」

『あ、言ってなかったね。元をたどるとハルが原因なんだけどさ。あの子中学のとき倒れたんだよね』

「は？！あいつが？」

『そう。当時私大学生でまぁ地元だったからいいけど連絡がきて「ハルが倒れたぁぁ！」って真琴が泣いて連絡よこしてね？まぁただの低血糖だったからよかったけど。』

最初は栄養士とかになろうと思ったけど途中で調理師になりたいって思って学部変更してとったっけ？

いやぁ大変だった・・・

『まぁそのおかげで料理も好きになったし。こうして選手のサポートもできるしね』

役得役得♪

「そうか・・・」

『凜君』

私はスプーンを凜君の口元に近づける

『麻婆茄子。味見してみて？』

凛くんは口を開ける

「うん。うまい！」

『よかった。あとはごはんがたければＯＫ!』

「そうか。少し走ってくる」

『わかったー！いってらっしゃい』

「ああ」

凜君は走っていった

彼の日課で食事前にランニングへ行く

さすがアスリート

あ、そうだ。
ハルに連絡しとこ

スマホを出しハルにラインする

ご飯ちゃんと食べた？
温かくして寝るんだよ？

送信っと

たぶん見ないと思うけど一応

ピロン♪

あ、ライン

食った。うまかった

あ、写真が来た

写真には真琴たちと一緒に食べているものだった

ピロン♪

あ、真琴からだ

おいしかった！ごちそうさま

ピロン♪

今度は渚

おいしかった！！今度はパフェ作ってほしいな♪

パフェかぁ・・・

真琴には
ありがとうと送信し渚には材料はそっち持ちだよーって送った

ピー

あ、ご飯炊けた

ご飯を混ぜ、ご飯だということを知らせる

『みんなーご飯だからそろそろ来てねー！！』

食堂にいた人たちから返事が返ってきた

それと同時にみんな並び始めた