寮母と水泳部 (ページ12)

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１１話ページ12

二人とも少しほっとしたみたい

「これでまた会えるよね」

「うん！！出ようよ！大会！それでまたリレー泳ごう！」

「おれはフリーしか泳がない」

「それってリレーでないってこと？そんなこと言わずにさぁ！」

渚君はハルにお願いしているけど

『でもさ、リレーって４人でするんでしょ？３人しかいないしできないんじゃ・・？』

「確かに・・・」

「てことは、あと一人部員見つけないといけないってこと？！」

『そうみたいだね。たぶん、見つかるよ。すぐに。案外近くにいるかもよ？』

「でた。A姉の予言。」

『年の功よ？君たちと１０離れているとそうなるの。・・・・さてと私は行くけどハル？今日は暖かくして寝てね？』

「ああ」

『ちょっと心配だな・・・・真琴くん冷蔵庫にサバの味噌煮とひじきの煮物置いといてあるからお願いしてもいい？みそ汁は鍋にあるから味付けをしればいいし』

「わかった」

『じゃ、ハルお大事に。真琴くん、渚君またね』

「またねー！！」

３人と別れ、寮に戻る

『ただいまー。あれ？今日休み？』

帰ると水泳部が何人か廊下にいた

「はい。急遽点検が入って今日はOFFです」

「Aさん！トランプやりません？」

『いいね。ババ抜きしよう。』

食堂に行き荷物を置き、手を洗ってからお米を洗いタイマーをセットしておく

『よし！じゃ、配って！』

ざっと１０人集まったかな？

カードを配ってもらいいざスタート！

「あぁぁぁぁぁぁ！！！また負けた！！」

あれから５回ほどババ抜きと神経衰弱をした
１年の柏木君弱すぎ(笑)

「お前顔に出るんだよ」

「すごくわかりやすかったぜ(笑)」

「ちくしょう・・・・」

『はいはい。じゃ、今日はここまで。そろそろご飯の支度しないと』

「今日のご飯はなんですか？」

『今日は麻婆茄子とチョレギサラダとひじきのお浸し、ごはん、キノコの味噌汁がAでご飯、トマトの卵とじとシーザーサラダとかぼちゃの煮つけと、キノコの味噌汁だよ』

「わぁおいしそう！！」

『できるまで時間かかるから宿題して待ってて？』

そういうとエプロンをしキッチンへ入る

かぼちゃの煮つけは今日仕込んだから出せばいいし、チョレギサラダはドレッシングをかければいい。あとは味噌汁をつくって・・・・

考えながら仕度をする

「A姉」

『あ、凜君。どうした？』

「いや、朝いなかったから」

『あ・・・ごめんね。ハルのところにいたの。あの子風邪ひいたみたいで』