あれ？ここどこ？【トリップ】 (ページ2)

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あれ？ここどこ？ページ2

みんなが元の世界へ帰ってから３年

私はバイトを辞めた
理由は店長が病気で他界してしまったからだ
本当に急に亡くなったと奥さんから連絡があった
葬式にも参加して店は娘さんが引き継ぐそうだ
別に娘さんが嫌でやめたんじゃなくてそろそろ結婚も考えようかなって思っただけ

季節は冬１２月

もうすぐでお正月だ

蔵の整理をしよう
あそこ物がいっぱいだから捨てる物は捨てちゃおう

蔵のカギを開け中に入って掃除をする

すると大きい木箱がそこにあった
かなり古いものだ

『なんだろう・・・・』

中を開けると

『これは・・・・勾玉のネックレス？・・・・とクナイ？？』

クナイはわかる
私の先祖が忍だったからそれが残っているんだろう
でも・・・

『勾玉って初めて見たかも・・・教科書くらいしか見たことないよ・・・でもなんでここにあるんだろう？？』

中を調べると一枚の紙が出てきた

よく見ると大きく「滅」と書いてある
開くと祖母の字でこう書かれていた

「私の大切な孫みなみへ
　これを見るときは私はこの世にはいないでしょ
　いきなりでごめんね。お婆ちゃんは実はこの世界の人間じゃないの。
　大正時代から来た人間なんだよ。信じてもらえないかもしれないけどね
　お婆ちゃんは神様のいたずらでこの世界に連れてこられたの。そこでおじいちゃんに出会い、恋をし、子供も生まれ、孫もできた。本当に幸せだったわ。あなたにこの勾玉のネックレスを授けます。いつか神様に会ったらおばあちゃんの元居た世界に連れて行ってもらいなさい。
この勾玉はきっとあなたを守ってくれるでしょう。なにがあってもあきらめず進みなさい」

そう書いてあった

え？待って。大正時代？
それにこの「滅」って文字・・・
いや、考えすぎよね？

星「案外そうかもよ？」

『？！！？』

後ろを振り向くと神様(星野さん)がいた

『え？』
星「びっくりした？」
『あ、まぁ・・・』
星「君に話しておかないといけないね」

星野さんが話をしてくれた

お婆ちゃんは鬼殺隊の柱をしていて鬼舞辻に遭遇し殺されかけたところを星野さんが助けてくれたらしい
ここで平和に暮らしてほしかったみたい
この勾玉も星野さんがあげたものらしい

星「それにしても大切にしてくれていたなんてね。うれしいねぇ」

『あの・・・この手紙の内容って・・・』

星「うん。事実だよ。君のおばあさんはこの世界の人間じゃなく君の知っている漫画の世界の住人だよ。だから君もあっちの血が流れているんだ」