【実/況/者】温暖らんでぶー。【短編集】

すべてが愛打ち 【jank】 岡崎 響様リクエスト ページ13

おくれてすみません！


今回から文字数がちょっとあれなので色をなくしました。





その1 「私服はばっちり決めていこう」



昨日夜遅くまで考えたワンピとブーツ。
よし、おかしいところはないはず！



『ジャンク、早いね……っ！？』



集合10分前に来た私よりも早く来ていたジャンク。
少し崩したカジュアルな服装、しっかりセットされた髪型。



「…？おーい、A？どうした？」


『はっ…！な、なんでもないです！』





その2 「聞き上手な彼女になろう」



『それでね、えっと…はっ！！
　や、やっぱなんでもない！今の無し！』



「え、なんだよ。俺のことはいいから。ほら、話してみ？」



き、聞き上手なのはジャンクだ…。
これはしょうがない、よね？うん。





その3 「とっさの涙目+上目遣いは女の武器」



よし、ジャンクが見てない隙にあくびを…。



『んっ…、ふぁあ…あ。』


「眠い？」


『えっ…、ううん！』



声でかすぎか！！で、でも涙はたまったから上目遣いするだけ…。
う、上目遣い…。



『…だめだぁぁぁぁ！できないぃぃぃ！』


「うわ、びっくりした。」


『はっ！ごめん！』





『うう…。』


ことごとく失敗した作戦にため息をつく。
もうそろそろお開きな感じで、もちろん楽しかったけど、やっぱり不安も残る。



こんなに不器用な彼女、いつかあきれられるよなぁ…。



「Aさ、今日ちょっと無理してなかった？」


『え…っ、いや、そんなことないよ。』



悟られたらダメ。



「…今日の格好、すげー可愛いよ？」


『えっ。』



「喋り上手なところも、ちょっとそそっかしいとこも。」




ねぇ待って、ずるすぎるじゃん。




『「大好き」』


やっぱり私たちはこのままでいいよね。

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