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海人の誕生日パーティーに着くと
見渡しても人だらけ。
Aが待ってるって行ったから、
2人分の料理を皿に盛る。
皿を持って戻ると、
ソファーに座っているはずの
彼女の姿が見えない。
廉「動くなって言ったのに。」
辺りを見渡しても
Aの姿は見えなくて。
廉「ほんま、どこ行ったねん。」
「あの、、」
知らない女に話しかけられる。
廉「いま、忙しいねん。」
めんどくさい。
どうせまた変な誘いだろう。
そう思って冷たくあしらう。
「あ、あの、ごめんなさい！！」
なんだコイツ。
そんな大声で謝られたら
周りから
俺がいじめてるみたいに見られるじゃないか。
「頭あげろって、、、
なんやねん、急に。
俺、今自分の彼女探してんねん。
暇じゃないねん。」
「彼女さん、Aって名前ですよね？」
なんで、こいつAの名前知ってんねん。
同じ学校か？
見たことないんやけど。
「ゆ、柚愛ちゃんが、、」
は？柚愛？
なんでここで柚愛の名前が出てくる？
廉「言いたいことあるなら、はっきり言えや。」
「柚愛ちゃんに、
Aっていう人を連れてこいって、
そう言われて、、、
私は断ったんですけど
たぶん他の子も同じこと命令されてて、、
わ、わたしが彼女を止められなかったから
本当にごめんなさい！！！！」
嫌な、
とてつもなく嫌な
予感がする。
廉「どこや。」
「え？」
廉「Aは今どこやって聞いてんねん！！」
この際、
もう周りの目なんて気にならへん。
どうか彼女が無事でありますように。
そう願いながら、
彼女の元へ必死に走った。
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作者名：Kipi
| 作成日時：2019年1月14日 4時
