今日:26 hit、昨日:11 hit、合計:1,063,762 hit
小｜中｜大
3-3 ページ20
.
冷たい空気が
寝起きの私をぶるっと身震いさせる。
外には雪が降っていて、
クリスマスに雪が降るのが
ホワイトクリスマスなら、
今日は、
ホワイトクリスマスイブ
とでも呼ぶのだろうか。
起きたら時計は既に午前10時を回っていた。
お気に入りの服にアイロンをかけて
いつもは巻かない髪も
今日は思い切ってクルクルしてみよう。
いつもより少しだけ濃いリップを塗って、
ぺったんこ靴じゃなく
ヒールで足元も着飾る。
今日は
紫耀の彼女でいれる最後の日。
そんな時くらい
可愛くいたい。
全身鏡で自分の姿を覗くと
いつもとは全然違う私。
せめて最後だけでも
紫耀に
' Aと付き合ってよかった '
って思ってもらえたら。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2618人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Kipi
| 作成日時：2019年1月7日 9時
