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…9… ページ9

気がつけば外は真っ黒。

時計を見ると時刻は18時。


「夜ごはん…。」


何を作ろうかと考えながらキッチンに向かっていたら、インターホンが鳴った。

なんとなくだけど…誰かわかる。


ガチャ


山下「ども〜!」


ほら。やっぱりお隣さん。


「…どうも。」


山下「夜は何?」


容器を渡してきながら笑顔で聞いてきた。


「教えません。」


山下「教えてや♪」


何も言わずにドアを閉めた。

こっそりとドアに耳を当ててみる。

ドアの向こうから小さな声が聞こえた。


山下「ほんまに美味かったなー。」


その言葉を聞いて少し嬉しくなったなんて秘密のお話。

…10…山下side→←…8…



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作者名:ゆんた。 | 作成日時:2017年1月3日 19時

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