第44話 ページ1
まふまふside
9「……最後辺りはわしの見解だけどね…」
正直、言葉が出なかった
だって、僕は全部知っていると思っていたから、傷だって手当てをしなくなったからいじめは終わったと思っていたから
知らなかった、Aちゃんのことを
こんな過酷な人生を歩んできたかなんて知らなかった
悔しかった
あんなに頼ってと言ったのに頼ってくれなかった
そんなに頼りないのか、僕たちは
そ「…そんなの、今もいじめられてるって言ってるようなもんじゃねーか」
坂「やだっ！やだやだやだやだっ！いやや！！A、いなくならんよな？？また帰ってくるやんな！？」
う「坂田っ！落ち着けって！！」
志「っなぁ、Aどこおるか分からんの？」
9「……分からないっ、全く分からない……」
天「そんなっ！！A、下手したら死んじゃうかもなのにっ！！」
セ「っっ………あっ！どこでいじめられてたかとか96ちゃん知ってる！？！」
そうだ、それさえ分かればそこに行ったらいるかもしれない
夜中に逃げ出して暴力を受けていた場所ならそう遠くはないはず！！
9「ああっ！えっと、○▽町の公園のあの、…ｯﾁ、どこだっけ………！！」
『○▽町！？そんな何駅先の場所まで行ってたの！？』
う「いや、そこまで分かれば十分だ、ありがとな96」
9「お願いA、絶対無理してる、足動かないのにっ走ってる…死んじゃう…Aがっ……！Aっ…ﾋｯｸ…」
天「大丈夫、絶対無事で、みんなで帰ってくるから、この7人とAで帰って来るから」
そ「よし、急ぐぞ、Aの体力を考えると時間がない」
『絶対帰って来ます、2度とAを手放したりはしませんから』
9「わしは、出来なかったからっﾋｯｸみんなは…Aの仮面、外してあげって…」
顔がぐしゃぐしゃな96ちゃんはそう言った
必ずAちゃんを離したりはしない
独りで悩ませたりはしない
神様に願ったってもう遅いから
僕たちがAの仮面を外して、2度とつけれないようにする
坂「行くっ、行く……！Aを死なしたりなんかはしない……！」
セ「よし、じゃあ早く行きますか」
志「一人ずつ探そか、俺こっち行くわ」
その言葉を合図に皆96ちゃんの家から出て走り出した
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『待っててね、A……！！』
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ずっきーにねむいふわふわ(プロフ) - 過去とバッドエンドで泣きまくりました。こんなに感動する小説初めて……。 (2022年12月24日 7時) (
レス) @page28 id: f2c96b9d0d (このIDを非表示/違反報告)
天使ちゃん。(プロフ) - 占ツクで初めて泣きました... (2021年2月21日 5時) (レス) id: 9ae00b4df1 (このIDを非表示/違反報告)
リ - なんか目から何回も水が出てくるんですが何なんですかねこれ、、、、、、なんか止まらないんですけれど、、、？？ (2020年10月6日 0時) (レス) id: e91b9a8a8b (このIDを非表示/違反報告)
ピピ(プロフ) - 小説で泣いたの初めてです………… (2019年12月22日 15時) (レス) id: 57f5280136 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - バッドエンドですごく泣きました！ (2019年12月11日 0時) (レス) id: bf10033614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：.。なな。. | 作成日時：2019年4月20日 13時
