第40話 過去編17 ページ43
Aside
『っん…』
「あっ!起きた!まふくん!」
「ちょっと待って!」
あれ、私何してたんだっけ…
学校行ったら嫌がらせされて…雨の中帰って来て…寝た?
いや、倒れたんだっけ
ぼーとしていると
天「Aちゃん?大丈夫?」
ま「良かった!目、覚めた!」
心配そうな顔をしたまふくんとあまつき
っていうか何でいるの…
そう思っていたら顔にでていたのか、まふくんが言った
ま「だって遊ぶ約束してたのに来ないから来たら鍵開いてるし、入ったら入ったでリビングでAちゃん倒れてるし熱あるし」
天「びっくりしたよね、入った瞬間にゴンッっていったもんね」
『あ、私熱あるの?』
ま「そーだよ、気づかなかったの!?」
気づかないもなにも雨に濡れただけで熱出るとか…
…制服玄関に放ったまんまだ…気づいてるよな…
また裏切られるのか
天「Aちゃん、学校行ったの?」
ま「あ、そそうだね、ひきこもってるって言ってたのにめずらしいね!」
まだ、気づいてないか…
よかった…
と、思ったのも束の間
天「無理には言わないけど、何かあったら言ってよ」
ま「ちょっと心配です、吐きだしてもいいんですよ?」
私は思わず顔を上げた
私を見つめるまっすぐな瞳、頼ってと言わんばかりの表情
『(もしかしたら、この人達なら助けてくれるのかもしれない)』
そう思うと涙が頬をつたるのがわかった
さっきとは違う、温かい涙
ま「…っ」
天「大丈夫、大丈夫だよ」
そう言って二人は抱きしめてくれた
それからは何も言わずにただ、ただ抱きしめてくれた
それが二人の優しさだと思うと止まらなかった
久しぶりに優しさに触れたかもしれない
私の周りは冷たい人だけだと思ってた
でもちゃんといた、私の存在を証明してくれた
・
『っ…うぅっ…まっヒックふくん…あまつ…き…っううっ…』
ま「なぁに?」
『痛かったよ…もう、死にたかった、怖かった、泣きたかった、泣けなかった』
天「うん」
『誰もいなかった………!ヒックみてくれながっだ!』
ま「うん、」
天「辛かったんだね、っ、頑張ったねっ…」
『うっわたし、頑張ったよね…?っうヒック』
ま「Aちゃんはっ…もう頑張ったから…!頑張らなくていいから、頼っていいから……!」
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映えラブ/うらたぬき
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緋色ゆい(プロフ) - ななさん続編ありがとうございます!私が結構シリアス系が好きなのでありがたいです!更新頑張ってください! (2019年7月11日 19時) (レス) id: e558963753 (このIDを非表示/違反報告)
歌い手腐女子 - 続編おめでたいのになんか悲しい (2019年6月1日 12時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
.。なな。.(プロフ) - 來々さん» コメントありがとうございます!頑張りますっ!! (2019年4月20日 21時) (レス) id: 04e70c44c5 (このIDを非表示/違反報告)
.。なな。.(プロフ) - すだちさん» コメントありがとうございます!頑張りますっ!! (2019年4月20日 21時) (レス) id: 04e70c44c5 (このIDを非表示/違反報告)
來々 - 続編おめでとうございます!!更新楽しみにしてます!ずっと応援します!! (2019年4月20日 21時) (レス) id: e22b44c548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:.。なな。. | 作成日時:2019年3月28日 15時