○○してみた／されてみた【すとぷり編】

☆名前を間違えてみた（莉犬&ころん） ページ42

《いちご大好きさん》リクエストありがとうございます！
元カレ:そう君です。嫌な方がいたらお知らせください
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莉犬くん
「そう君〜」
「誰？莉犬だよ？」
「あ…ごめん」
彼を呼んだつもりですが、間違えて名前を呼んでしまった貴方。
「ねぇ…誰の名前なの？」
「ごめん。元カレの名前」
そう貴方が言うと、暫く沈黙が続いてしまいます。
「…まだ元カレのこと好きなの？」
「莉犬くんが大好き。元カレはもうただの知り合いだから」
真っ直ぐ瞳を見据えて、そう言い終えた瞬間に言葉にならない声を出して抱きしめてくる彼。
「ほんと？ほんと？ｸﾞｽｯ」
「ほんとだよ」
「元カレのとこに戻ったりしない？ｳﾙｳﾙ」
「しないよ。ずっと莉犬くんが私の彼氏だから」
抱き締め返すと少し涙を抑えて
「次、俺の名前間違えたら…許さないっからっ…」
貴方の耳元でそう言い、更に抱きしめる腕を強くします。

ころん
「そう君ありがと！」
さりげなく言ったその一言に、彼は敏感に反応。
「そう君って元カレ？」
「え？…あ、ごめん。間違えただけだから忘れて」
「間違えた『だけ』？」
普段より低めの声。
「僕よりそうって奴の方が良いんだ」
「違う！そういうことじゃ…！」
「黙れ」
「！…」
「いいよ。行けば？元カレのとこでも何処でも」
冷たく言い放った後、その場を去ろうとする彼。
「待って！…ねぇ違うから。私が好きなのはころんくんで、彼氏はころんく」
言い終わる前に、彼が貴方の腕を掴んで自分の方へ引き寄せます。
「じゃあ俺だけ見てろ…ﾎﾞｿｯ」
その声は貴方の耳元で直接そう言われれば、聞こえないはずもなく、顔を赤くして頷くしかありません。

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