無視されてみた(大人組) ページ33
ジェル
「ジェルくん！」
と言って彼へ抱き付く貴方に、いつもなら抱き返してくれる彼。しかし全く反応を示してくれません。
「ジェルくーん？ﾕｻﾕｻ」
「…」
「え…？」
最初は少しふざけているだけかと思っていたのに、いくら話し掛けても無視される貴方。
「ご…めんなさい…ねぇ…ｸﾞｽｯ」
「何で謝っとるん」
優しく訊いてくるような感じではなく、いつもより低く言われ、更にこわくなりながらも
「なにかしちゃっ…たから…怒っちゃたん…でしょ…？」
と訊くと急にだきよせられま
「ｷﾞｭｯ ちゃうよ。ごめんな、怒ってないから」
「ホント…？私のこと…好き…？」
確認するようにそう言えば
「大好き」
と言い、キスをしてくれます。
ななもり
「なーくん！」
「…」
彼の名前を呼んでも、答えてくれない彼。そおんな彼に、わざと拗ねたように部屋の隅へ座り込む貴方。しかし、それを気にするどころか、貴方の前を通って自室に戻って行く彼。
「…え…？」
怒らせてしまったかと思考を巡らせても、答えが出てこない貴方。
「…な…く…ｸﾞｽｯ」
やがて嫌われてしまったのではないかと、泣いてしまう貴方。
ｶﾞﾁｬｯ
「「…？！」」
運悪く自室から出てきてしまった彼。こちらを見て目を丸くさせています。耐えられず、そこから立ち去ろうとする貴方に
「ｷﾞｭｯ ごめんね！日菜…ホントに…！」
「なーく…ん苦しい」
「…！ごめん」
「わざと無視しちゃってた…ごめんね？」
「好きって言って…！ぎゅーしてっ？」
「ぎゅー！大好きだよ」
さとみ
「さとちゃ〜ん！」
そう後ろから抱き付いても、びくともしない彼。それどころか、抱き付く貴方を剥がして距離をおいて座ります。
「さとみくん…？」
呼び方が嫌だったのかとも思った貴方ですが、それでも反応はなく、やがて自室に行く彼。
慌てて追いかけますが、ﾊﾞﾀﾝとドアを閉められます。
「ねぇ…さとみくん…ｸﾞｽｯ」
「開けてよ…！なんで…？なにかしちゃったの？謝るから…」
そう言っても部屋の中からは、返事がありません。泣きながら部屋の前の廊下に座り込むと、急にドアが開き、中から腕が延びてきます。
「…さと…」
彼の名前を呼ぶ前に、その腕によって部屋の中へ連れ込まれます。
「ごめん…ホントごめん…ｷﾞｭｯ」
「うぇ…？」
「仕返ししようと思っただけ。ホントごめんな…」
「…今日ずっと一緒にいてね…」
「え？」
「一緒にいてくれたら許す！！」
「…！ありがと。ずっと離さないから」
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乃愛 - あさん» は？ (5月25日 22時) (
レス) id: b7a3283ec1 (このIDを非表示/違反報告)
すとぷりしか勝たん - 私が書いてほしかったこと全部かかれてる 感謝感謝！！！！ (2023年4月29日 17時) (レス) @page37 id: d47fe85cda (このIDを非表示/違反報告)
グリン - え、思ったけど夢主かわよっっっ！！おもろいッ！ (2022年6月7日 14時) (レス) id: 432ab8fc25 (このIDを非表示/違反報告)
青山アリス - めっちゃ面白いいいいいいいいいいいいいい！ (2021年12月26日 16時) (レス) id: b5350b69e0 (このIDを非表示/違反報告)
まるまるん - あさん» だったら黙ってブラウザバックしましょうよ。荒らすのはやめて下さい。 (2021年10月31日 18時) (レス) id: b7b0607f35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：una | 作成日時：2019年7月14日 20時
