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家に着くと彼のバイクが既にアパートの前に止まっていた
「 どこ行ってた 」
その傍らの彼は相変わらず無愛想というか、塩というか。
『 近くのコインランドリー。調べて行ったんだけど、もうすっごい楽しかったの 』
「 は?たかがコインランドリーで?流石お嬢様だな笑 」
出会ってから2日目のその日、例えそれが呆れだとしても初めて見る口角の上がった瞬間だった
『 へ?いつ私がお嬢様って、 』
「 そんなの気付かない方がおかしいから。…ほら、それ早く置いてこい 」
『 うん、 』
"お嬢様"
一見信じがたいその言葉を、彼は何故だか信じてくれた。
そんな彼に少し不思議な気持ちを抱えたまま私はアパートへ足を動かす。
洗濯物を部屋に置いてから外に出ると、
彼は私にヘルメットを投げつけた
先程抱えていた気持ちなんて、すぐに忘れてしまうくらい、彼が眩しかった
それが夕日に照らされているからなのか、不思議な気持ちが関係しているのか、気にする余裕も無いくらいに。
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Una:ユナ(プロフ) - ゆりかさん» うわぁそんなこと言って貰えて光栄です^^ ありがとうございます! (2020年1月25日 21時) (レス) id: f4e8eb1930 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 更新楽しみに待ってます!!とっても続き気になります!! (2020年1月23日 23時) (レス) id: 1647bd3009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Una:ユナ | 作成日時:2019年12月16日 20時