自責 ページ24
道枝side
大橋くんが苦しそうにしとるから丈くんが吸引をするために降りてきたのを狙って、流星くんの様子を聞く。
いつもは大橋くんのことになると一早く気付いて寄り添うのに、今回の大橋くんの緊急事態には全然参加せえへん流星くんが気になった。
「んー、なんとも言えへんかな...」
そういう丈くんは本当に深刻そうな顔をしとって、返す言葉が見当たらへん。
「もっかい流星のとこ行ってくるわ」
「あ、丈くんええよ、俺行く。ご飯食べられへんやろ」
再度流星くんの元に行こうとする丈くんを大吾くんが声をかけて、今度は大吾くんが流星くんの部屋に行くらしい。
「じゃあ頼もかな。あんま無理に話させへんようにな」
「ん、了解」
そういうと大吾くんがホールから出て行ったのを目で追う。
「...ぉれもぃったらぁかん？」
「んー...今は行かへん方がええかな。気持ちはありがたいんやけど...」
「...ゎかった」
何となく俺も流星くんと話をしたくて、丈くんに聞いてみるけど案の定OKは出なくて少し落ち込む。
流星くんの抱えてる荷物、少しでも取ってあげられたらええんやけど...。
そう思いながら食べかけのご飯に手をつけて、黙々と食べ進めた。
ご飯を食べ終わった後、補聴器を外してくつろいでいる時に人の気配を感じて振り返ると、大吾くんはホールに戻って来ても流星くんの姿はない。
大吾くんが丈くんに何か話をしていて、2人の話が終わったのを見て大吾くんに近づく。
“ 流星くんは？ ”
“ 今日は寝てもうたみたい ”
手話で流星くんの様子を聞くと、寝てしまったようで今日は流星くんにおやすみを言えずに終わってしまいそう。
“ 明日、流星くんも恭平の所行くやんな？ ”
明日恭平の面会に行くと大吾くんに言われたから、当然流星くんも一緒に行くだろうけど心配になって聞くと、困ったように笑顔を向けてくる大吾くん。
“ 今は分からんかな。行けそうだったら連れてくで ”
そんな大吾くんの返答に、今の流星くんは余程メンタルが弱っているのが分かる。
流星くんが居らんホールはいつもより活気がない気がして寂しいから、明日恭平の面会一緒に行けるとええな...と思いながら、読んでくれるかわからへんけど流星くんにスマホでメッセージを送る。
“ 流星くん、待ってるね ”
独りよがりかもしれへんけど、少しでも流星くんの支えになれば...と思いながら送信ボタンを押した。
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ゆん(プロフ) - 佑妃奈さん» はじめまして！嬉しいコメントありがとうございます...！今後ともぜひよろしくお願い致します！＾＾ (4月16日 3時) (
レス) id: 03ea4d57a5 (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - 飽きてませんよ!!恭平のお話好きです！ (4月14日 16時) (レス) id: 560bd373a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん | 作成日時：2024年3月22日 1時
