自責 ページ16
大橋side
喉が渇く感覚で目が覚めて、横を見ると大ちゃんがタブレットをいじっていた。
「ｼｭｺｰｯ...だいちゃ...ｼｭｺｰｯ」
「あ、はっすん。起きた？調子どう？」
大ちゃんに声をかけるとすぐに俺に近寄って来てくれて、機械の数値を見たり俺の首筋を触ったりして体調を確認する。
「ｼｭｺｰｯ、だいぶ、楽んなった...ｼｭｺｰｯ、」
「そっか、熱だけ測らせてな？」
朝から体調が万全とは言えへん状態で、昼食後からなんか身体が怠いと思ったら熱が出てきて寝込んでしまった。
やけど今は身体の怠さも落ち着いてきて、暑いとか寒いとかもあらへん。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ
「体温計取るな......んー、まだ微熱やね」
そう言って俺にの顔や首筋をペタペタ触る大ちゃん。
「ホール行こか？車椅子乗れそう？」
「ん...ｼｭｺｰｯ、行く...ｼｭｺｰｯ」
「よし、ちょっと待ってな」
そう言うと車椅子を近くに用意して、大ちゃんが俺を持ち上げて車椅子を押してくれる。
「...あ、ぉぉはしくん」
ホールに入るとみっちーと謙杜が居って、テレビも点けず静かなホールでお互いスマホをいじっていたらしい。
「テレビくらい点けてもええんやで？そんな静かにせんでも...」
そう言ってテレビの電源を入れる大ちゃんを目で追う。
「...流星は？」
「ぁ...んっ、流星くんなら、部屋行きました...んっ」
「え、そうなん？」
大ちゃんが周りを見渡しながら流星の居場所を聞くと、自室にいるとの謙杜からの情報。
「せやけど...んっ、全然ホール、んっ...戻ってきぃひん」
「え？いつから？」
「ホールに来てからすぐ...んっ、部屋行ってもうて...それ以来、んっ」
「...ちょっと流星の様子見てくるわ。はっすんのことお願いな」
そう言うと大ちゃんは流星の部屋に向かって、ホールには俺とみっちーと謙杜だけが残る。
「んっ...大橋くん、起きてて大丈夫なん？」
「ｼｭｺｰｯ、うん、大丈夫...ｼｭｺｰｯ」
「そっか」
謙杜が心配そうに覗き込んできたけど、俺が笑顔で返答すると安心した様子で笑顔を向けてくれた。
「そいえば...ｼｭｺｰｯ、恭平は...？ｼｭｺｰｯ」
いつもホールでゲームをしとる事が多い恭平がテレビを占領してへんから不思議に思って謙杜とみっちーに聞くけど、お互い顔を見合せて気まずい顔をする。
「ぇと...びょうぃんです」
「ｼｭｺｰｯ、病院...？」
みっちーから予想もしてへん返答があって、思わず聞き返してしまった。
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ゆん(プロフ) - 佑妃奈さん» はじめまして！嬉しいコメントありがとうございます...！今後ともぜひよろしくお願い致します！＾＾ (4月16日 3時) (
レス) id: 03ea4d57a5 (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - 飽きてませんよ!!恭平のお話好きです！ (4月14日 16時) (レス) id: 560bd373a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん | 作成日時：2024年3月22日 1時
