私の平凡返しなさい《宮侑》3

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おまけに散々人の机で寝ておきながら私の言うことはフル無視。


相変わらずあの男は自分勝手である。






そして今気付いたけど、

今のやり取りを眞衣を含めたクラスメイトに全て見られたせいで教室中が沸き立っているではないか。




うわあ、皆頼むから見ないで私のこと。



ここ半年ほどで人に見られる機会が増えたけれど、やはり注目の的にされるのはいつになっても慣れない。






眞衣「宮侑、ほんま漢らしいわ」




『いやそういう問題？』




こんな状況にも関わらずニヤニヤしながらカフェオレを飲む眞衣も相変わらずと言った様子だ。





眞衣「ええなあ、A


幸せなクリスマスやんけ」




『…は、』




そうじゃん、明日は12月25日。


クリスマスだ。すっかり忘れてた。



疎いにも程がある。






『…えじゃあ今のって』




眞衣「気付くん遅すぎやろ


クリスマスのお誘いやん」






『うそ…』





…まじか。



…デ、デートってこと？






クリスマスに、



あの侑が私を誘ったの？





今になって顔の熱が一気に上がり出すのが自分でもよくわかった。





眞衣「いよいよやなぁ、なんかうちまでドキドキしてきたわ」






やばい。




すっごい嬉しい、けど。







超緊張する。

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