私の平凡返しなさい《宮侑》3

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眞衣「あかん！なんやねんその話おもろすぎるやろ」


『いや、笑い事じゃないのよ眞衣さん…ほんとに気まずかったんだから』




どうも、眞衣に初詣の夜事件の話をしたらめちゃくちゃ爆笑されました。藤咲Aです。



眞衣「春高やし気引き締めなあかんのに笑い止まらんわ」




そう、今日私と眞衣は春高の会場がある東京へと向かう為、新幹線に乗っている。



昨日の夜は選手でもないのに緊張しすぎて眠れなかったんだけどさ、


眞衣と会ってバカみたいな話してたら自然と緊張が解けたからよかった…。





眞衣「んで、そのあとどうしたん？」



『結構夜遅かったから侑が家まで送ってくれた、治くんの文句しか言ってなかったけど』




眞衣「まあそりゃそうなるわ、ちゅーか宮侑てやっぱり耐性ないのな」




耐性、かぁ。



そういえばあの時の侑。


いつもより余裕なさそうだった。




無駄に息切らしてたし表情も緩々だったし…





『〜〜〜！！！』




眞衣「うわ、思い出して照れとる」




『ちょっと…！写真撮らないでよ！』




眞衣「嫌や！宮侑に見せたんねん」



『ちょ、やめて…！絶対変な顔してる！』





最近は眞衣もバレー部2年たちと仲良くなったみたいで、なんだか微笑ましい。


(ちなみに私も眞衣の影響でバレー部の3年生たちと仲良くさせてもらってる)




なんか思い描いてた静かな高校生活とはちょっと違ったけどさ、




これはこれで楽しいし幸せだね、なんて思ったり。

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