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『お邪魔します』
侑の部屋は少し大きめだった。
というのも双子ので一つの部屋を使っているらしく、机や椅子が2つずつ。
おまけに2段ベッドまで置いてある。
…なんだかんだで仲良いんだね。
因みにここに上がってくるまでに侑のお母さんにご挨拶したんだけど「あら、かわええ彼女さん捕まえたのね〜」なんて言われて少しだけ照れてみたり。
すごく気さくでいい人だったから安心した。
『おーすごい、』
侑と治くんの部屋にはバレーボールやユニフォーム、表彰状などが飾られてあって角名くんと同じように2人とも本当にバレーが好きだということがよくわかる部屋だった。
侑「そない顔して、なんかおもろいもんでも見つけたん?」
キッチンからジュースを持ってきてくれた侑がクス、と笑ったのはきっと私がすごくキラキラした目で部屋を見渡していたからだろう。
『なんか侑って感じの部屋だなあ、って思って』
侑「せやろ、バレーのもんしかないで」
そう言いながら侑が私の隣に座った拍子にふわり、と大好きな匂いが香って思わず心臓が高鳴る。
あー、今私侑の部屋に侑と2人きりでいるんだ。
ノリで来ちゃったけど、今になってめちゃくちゃ緊張してきた、
いや、今までも侑と2人きりでいる事はよくあったけど、付き合ってからってなると話は変わるよね。
しかもここは密室。
恋愛に関して滅茶苦茶初な私が緊張しないわけがない。
『……』
さっきから正座のままどうしたらいいのか分からず目の前に置かれたジュースをちびちびと飲み進める私。
隣の侑をちら、と見ると胡座をかきながら両手を床に着け完全にリラックスモード。
…どうやら緊張してるのは私だけらしい。
まあ、こういう状況慣れてますよね、はいはい。
『…』
……
侑「なあ」
『…はい!』
急に話しかけられるもんだから変な声が出ちゃったよ…。
侑「もっとこっち寄ったらええやん」
『え…、ちょ、っ』
私がその言葉に返事をする前に、肩を抱き寄せられ侑の体に凭れかかるような体勢になってしまった。
侑「嫌なん?」
『嫌じゃない、けど』
近過ぎて緊張するんだよバカ。
侑「俺の彼女なんやからもっと甘えーや」
『…あつむは甘え上手な子が好きなの?』
侑「甘え上手は嫌いやね、喧しい」
『はあ?じゃあ甘えない』
本当言ってることが意味不明。
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だんご(プロフ) - すごく面白いです!!めちゃくちゃ読み返してます!!これからも更新頑張ってください! (2022年7月24日 19時) (レス) @page36 id: 8926c142a3 (このIDを非表示/違反報告)
あいか - 続き待ってす!! (2022年3月9日 17時) (レス) @page36 id: a57d687e74 (このIDを非表示/違反報告)
ふうか(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新待ってます! (2021年4月24日 21時) (レス) id: 103a1a1ae5 (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 泣ける(ToT) 更新待ってます。 (2021年2月2日 5時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめまる(プロフ) - ピさん» わーギュンギュンしていただきありがとうございます!!(?)すなりん、、私も書いててすごく辛かったです(T ^ T) (2020年12月27日 19時) (レス) id: 9b8a723742 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめまる | 作成日時:2020年12月20日 13時