私の平凡返しなさい《宮侑》3

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侑「おみくじやろ！」


治「精神年齢下がんのは試合の時だけにしろや」


侑「やかましいわ！」





そんなこんなでおみくじを引くことになった男子達。



俺が1番良いの引いたる！って張り切ってるけど、そもそもおみくじって人と競うものじゃないよね？




新年早々ツッコミどころが多すぎるんだが。




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銀島「お、俺中吉や！」

治「俺も」

角名「俺は大吉だったよ」

侑「うわ、俺吉」



どうやら結果が揃ったらしい。




治「吉とか一番おもんな、どうせなら凶引けや」



角名「一人抜け駆けして彼女作ったから今年はバチ当たるんじゃない？」



侑「はぁ？おもろさ求めてどうすんねん！角名に関しては関係ないやろアホか！」




吠えながら2人に威嚇をする侑を必死に抑えてる銀島くん。





眞衣「ほんま賑やかやな」


『ちょっと煩いけどね』





まあ、今はこの感じが心地いいから良いんだけどさ。





眞衣「なあ、うちらは絵馬書こうや」




『うん！』





絵馬か、小さい頃は毎年徹達と書いてた。懐かしい。






なんて書こうかな。と悩みながら隣の眞衣をチラと見ると既にペンを走らせていた。






うーん。







…よし、決めた。








侑「お、絵馬か

なんて書いたん？」






ようやく書き始めた私の後ろからひょいと顔を覗かせたのは侑。







『あ！ちょっと…見ないでよ！』





侑「見せてくれてもええやん」






『だめ…！それ以上近寄らないで！変態』





私がいくら体を押しても彼の力には敵わず結局絵馬を取り上げられてしまった。




侑「どや、取ったで」




侑くん大きいから届かないやろ。なんて得意げに言いながら絵馬を掴む手を更に上げる侑。



…この男の意地の悪さは今年も健全らしい。





『返して！』





侑「嫌や！ なんて書いてあるん？



えーと、…あつむと






＿＿いつまでも一緒にいられますように。




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侑「ほーん」




『名前のとこ書き直すから返せばか』



侑「書き直さなくてええやんけ〜ここにちゃんとあつむって書いてあるしな？」




そう言いながらニヤニヤしてるうちの悪魔。




『うっさい！嫌い！』




侑「なんでやねん！俺は好きやねんけど！」



『意地悪な人は嫌いです！さよなら！』





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眞衣「あの2人ほんまに付き合ってるん？」

治「酷い振られようやな」

銀島「喧嘩するほど仲がええっていうやん？」

角名「面白いから動画撮っとこ」

　




　

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