２２６話 恋慕存在…いつかまた。 ページ48
うそでしょ………？
壁「信じられないッス……!」
秋「風丸君が、イナズマキャラバンを降りた…？」
栗「風丸さん…!」
エイリア学園に敗れ、吹雪君も倒れてしまった翌日、監督から耳を疑う出来事を聞かされた。
鬼「監督。本当なんですか。」
鬼道君の問いかけに、監督は顔色一つ変えることなく、すでに東京に戻ったと告げた。
秋「どうして止めなかったんですか!?ここまで一緒に戦ってきた仲間なんですよ!!?」
今までずっと、がんばってきたのに…!
瞳「サッカーへの意欲を失くした人を、引き止めるつもりはないわ。私はエイリア学園を倒すためにこのチームの監督になったの。」
戦力にならなければ出て行ってもらって結構、という監督の言葉に土門君が反発した。でも監督はそれに反応せずに練習を始めろと言った。
今はポジションどころじゃないのに…!
一「………Aは？風丸が降りること、知ってたの？」
「「───!!!」」
そうだわ…風丸君が抜けて、1番悲しむのは───………。
秋「A、ちゃん………。」
貴「───………うん。………夜中に、東京行くとこ、出くわした………。」
「「!!!!!」」
土「引き止めなかったのかよ!!!」
貴「………うん………ごめん………。」
土「ッ!!」
もう一度「ごめん」と言ったAちゃんは、今まで見たことない程に弱々しかった。
いつも強気なAちゃんがこんなにも弱っている姿を見たことがなかったから。
風丸君を1番引き止めたかったのはAちゃんだと皆わかっているから。
誰もAちゃんを責めようとしなかった。
ううん。誰にも、Aちゃんを責めることはできなかった。
問い詰める口調だった土門君でさえ、「わりィ」とバツが悪そうな顔をした。
そもそも、これは誰が悪いとか、そういう話じゃないのだから。
円堂君がサッカーを拒否し、鬼道君が代わりに指揮をとって練習を始める。
貴「なぁ、秋…。」
秋「ん？」
貴「俺、どうしたらよかったのかな。」
秋「Aちゃん…。」
きっと、Aちゃんにとっての1番は、風丸君だ。誰にも代えられない、特別な存在。そして、風丸君にとってもそう。風丸君が唯一恋い慕う人。
2人が離れることになるなんて、思いもしなかった。
かける声がなくて、うつむくしかない自分がもどかしい。
いつかまた、2人の笑顔が見れますように……。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←２２５話 不思議君？？変なの。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユウ - 愛夢さん» ありがとうございます♪完結までどれくらいかかるのやら…笑 (2015年3月5日 23時) (
レス) id: 693af40879 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 神楽アイさん» !!ごめんよ〜!ありがとっ (2015年3月5日 23時) (レス) id: 693af40879 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢 - 面白いですっ！これからも更新頑張ってください(*´ω`) (2014年4月21日 17時) (レス) id: 519d353efb (このIDを非表示/違反報告)
涼雲恵瑠 - 頑張れん( ´ u ` ) (2013年11月10日 20時) (レス) id: c9cc622cb2 (このIDを非表示/違反報告)
神楽アイ(プロフ) - ユウさん» ２２４話の自己紹介のところ見て！ (名前)にしてないっぽいよ？ (2013年9月13日 23時) (レス) id: b4c44d1881 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユウ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumika/
作成日時：2012年3月15日 21時
