【APヘタリア】あの…私、17歳なんですけど。【暗殺教室】 (ページ6)

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Part4 ページ6

政府に対して抗議しに行ってから早くも一ヶ月…

結局、私は学校へ向かう事になっていた。

何とか交渉し、給料の増額と仕事の掛け持ちの許可は得られたけどどう足掻いても命令の撤回はされなかった。
上司いわく、『国達とも面識があり、自分の身を自分で守ることができ、何より中学生として怪しまれず潜入することができる。後、今後も政府で働くつもりならばそれなりに勉強もできなければいけない。それに、君はまだ子供だ。大人になってからでは出来ない事はたくさんある。子供の内にしか出来ないを今の内にして来なさい。』ということらしい。

…私は上司に恵まれているらしい。

あんなことを言われてしまえば、私は学校へ行くことを断りきれない。あの時はうっかり涙ぐんでしまった。一生の不覚…

今日はついに登校初日…
かなり早めに起きて準備したから時間は十分にある。
私は新しく自分の帰る場所になった家を改めて見まわした。お母さんや上司が、私のことを考えて色々用意してくれたと思うと少しくすぐったい。

…なんだか無性にお母さんに会いたくなった。

この仕事を早く終わらせよう、そして早く私の本当の帰るべき場所へ帰ろう。

決意を新たにしたところで時計を見ると、そろそろ家を出なければいけない時間になっていた。
私は荷物を持ち、靴を履き、そして、

「行ってきます。」

誰もいないけれど、挨拶をして家を出る。

私は今後のことを考えつつ、学校への道を歩んでいった。