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Part10 ページ12

「では次!杉野君!」

「俺、杉野友人って言うんだ。よろしくな!
竜堂さんってどこから引っ越してきたの?」


「都内からです。ここからは結構遠い場所なんですけど、とても良い所なんです。」


私たちの本当の家は日本さんの家のご近所にあって、そこは都内とは思えないほど穏やかで昔ながらの街並みが残っている。

私のちょっとした自慢だ。




ーー

ーーー





………その後もいくつか質問が続いていった。



「そろそろ最後の質問にしましょう。では、中村さん!」

「はーい!ねえねえ、竜堂さんはさ!彼氏とかいないの!?」

「…は?」

「彼氏がいないなら、好きなタイプでもいいからさ!」

「彼氏もいませんし、好きなタイプもありません。」

「え〜つまんないの〜。」


「ヌルフフフ さあ、質問タイムはこのくらいにしておきましょう。竜堂さんの席は業君の隣で奥田さんの後ろの席です。業君はあの赤髪の子で、奥田さんは三つ編みの子ですよ。」

殺せんせーが指さした方に目を向けると、眼鏡をかけた三つ編みの少女と、軽く手をふっている赤髪の少年が見えた。

「わかりました。」

指定された席へむかう。

「教科書は明日までには用意します。それまでは隣の席の人達に見せてもらってください。では、遅くなりましたがHRを終わります!」


ふぅ…やっとひと息つけそ「ねぇねぇ、竜堂さん!」……。


「………………なんでしょう。」

まわりを見るといつの間にか人だかりが出来ていた。そんなに転校生が珍しいのか。


「Aちゃんって呼んでいい?」「何か好きな事ある?」「何カップ!?」


………怒涛の質問責めでほとんど聞き取れない。

「すいません。あまり聞き取れませんでした。でも、呼び名、好きなようにしてかまいませんよ。」


私が答えたところでチャイムの音が聞こえた。みんなが残念そうに自分の席に戻っていく。
もしかしなくても休み時間のたびにこうなるのだろうか…

……すでに疲労感が溜まってきている。
こんなので上手くやっていけるのだろうか…?

終わり ログインすれば
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人類最強の掃除屋(プロフ) - とっても面白かったです。続きが楽しみ (2016年4月3日 22時) (レス) id: f2dc982c41 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - とても面白いです!! 続きが楽しみです! (2016年4月3日 14時) (レス) id: 8db6fb854a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しじみ | 作成日時:2016年4月3日 13時

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