【APヘタリア】あの…私、17歳なんですけど。【暗殺教室】 (ページ11)

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Part9 ページ11

「竜堂さん、ここで先生が呼ぶまで待っていて下さい。」

そう言ってターゲット(殺せんせー)は教室に入って行った。

しばらくすると教室の中から突然銃声が響き始めた。

なるほど、ちゃんと殺そうとはしているのか。

…暗殺と言えるかは置いておいて……。

銃声が止んだ。

「……！」

「…っ？」

何か話しているようだ。

「竜堂さん！入って来て下さい！」

呼ばれた。
私は少し建て付けの悪い扉を開けて中に入った。

とてもざわついている。
私に視線が集まっているのがわかる。

「では、自己紹介をお願いします。」

「竜堂Aといいます。今日からよろしくお願いします。」

いろいろ悩んだけど、
私の正体は話さないことにした。

後ろめたい気持ちはあるけど、任務のため。

一ヶ月の辛抱だから…

「ねえねえ殺せんせー、質問タイムとかつくってくれないの？」

「そうですねぇ、では5分ほど質問タイムを取りましょう。
では、言い出しっぺの茅野さん！」

「は～い！私、茅野カエデっていうの！よろしくね！
じゃあ、さっそく質問！甘いもの食べるの好き？」

「甘いもの…ですか？」

こんな質問されるとは思わなかったので、少し驚いてしまった。

「うん！もし好きなら竜堂さんも一緒にスイーツ食べに行こ！美味しいお店教えてあげる！」

「ありがとうございます。好き嫌いは特にないので、ぜひ誘って下さい。」

「では次！片岡さん！」

「私は片岡メグ、隣の席の磯貝君とE組の学級委員をしているの。困ったことがあったら何でも聴いてね。
…それで質問なんだけど、単刀直入に聞くわ。
貴女は暗殺者？違うならどうしてE組にきたの？」

！

きた。
私が最も危惧していた質問。

教室の中、みんなが緊張しているのが分かる。

「…私は暗殺者ではありません。E組にきた理由は…家庭の事情ということにしておいて下さい。すみません。」

「ううん、答えてくれてありがとう。」

みんな、安心したと同時に私に不信感を持ってしまったようだ。やはり何でもいいから理由を言っておけば良かったか…？