すいません先生、うちの刀剣達が可愛すぎて学業と審神者を両立させる自信がありません。

長谷部、怒ってるだろうなぁ ページ14

ﾄﾞｻｯ



最後の一人が倒れて辺りは静寂に包まれた。



『さーて、こんなものかなぁ？』



あーあ、パーカーに血がついちゃった…


ま、ストックあるしいっか。←



『おーい、無謀青年。立てるかー？つーか意識ありますかー？』



「…ん………うぅ……」



あ、駄目ですか。



んー、どうしよ。

見た感じ背も高そうだしつれてけるかなぁ。



肩支えてくくらいなら…まぁ行けるか。



『おい無謀青年。このすぐ近くに私の家があるから行こ？手当てしてあげる。』



ギリギリ意識がある状態の青年の肩を持って立ち上がる。



あー、血生臭……



都会でここまで出来るってすげーなー








『きゅーきゅーばこ、きゅーきゅーばこ……』



青年をベッドに座らせてきゅーきゅーば……救急箱をさがす。



え、ここ？

ここはね、私の家。



本丸じゃなくて“斎藤家”ね。



とは言っても私も両親も滅多に帰らないからほぼ別荘みたいな？



私は本丸、父さんと母さんは仕事先。



会うことも、ない。



『お、あったあった♪』



棚から救急箱を取り出してリビングに戻る。



『んじゃ、手当てしまーす。』









幸い、骨とかに損傷は無さそうだし、掠り傷とか切り傷とか、その辺ばっかでちょっと出血が多いくらい。



『赤い地毛……？染めてんの？これ。』



いや、渚くんも確か水色だったし、結構あるのか？



刀剣達は……関係ないか。



リビングを出て救急箱をしまう。



『こんのすけ。』



ｺﾝ「はいっ！なんで((ムグッ！？」



でかい声出すこんのすけの口を押さえる。


あの無謀青年が起きたらどうすんだよ管狐。



『今日は客が来たから帰れない。伝えて。』



ｺﾝ「は、はい……！」



小さく煙をあげて消えたこんのすけ。









『んー、落ち着かないわー、ここ。』

赤髪業。……え、違う？→←帰ります。

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