4話 ページ9
門松「………」
次の日、門松は自分の所属クラス2−6へと足を運んだ。
教室にいた人間は1人だけだった。
ギターを弾いていた。アコギだ。
門松「…お前は確か。」
???「…門松。でしたっけ?」
そいつは人を馬鹿にしたかのような笑みで門松の方を見ていた。
門松「…日野寺、大輔。」
日野寺「そうですね。で、何か用?」
門松「…部活に入ってくれないか?」
日野寺「…部活。」
日野寺は少し考えていた。そして、ギターを粗末に床においた。
ガタンという落下音が教室に響いた。
日野寺「…それって、なんの部活?」
門松「…まだ、わからない。活動内容も、なにもかも。」
すると日野寺はにやりと口角を上げた。
日野寺「つまり、逆に言うと何をしてもいいということ?」
門松「…いや、いづれ、何をするのか。明確に決めなきゃならねぇ。生徒会に部活動活動許可書を書かなきゃいけねぇからな。」
日野寺「…ふーん。面白そうだな。入る。…と言いたいところだけど。一つ条件がある。」
門松「…なんだ?」
空はみるみるうちに暗くなっていく。黒雲が空を覆う。
これが日野寺の魔法?気象を変える魔法?門松は頭のなかで日野寺の魔法の事を考えていた。
日野寺「俺と戦って君が勝つ。それなら入っていい。」
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作者名:黒朝 | 作成日時:2017年7月20日 23時