僕らはどうせ幻だ。 (ページ21)

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16話ページ21

オカルト部に行ってから外部とのつながりが増えたことで冬夏は気分が高揚していた。
冬夏「エヘヘヘへ！！」
いつもと明らかに様子が違う冬夏を見て、少々門松は気味悪がった。
門松「うえ、何お前？きもい。」
冬夏「だって、他の部活の人達と仲良くなったんだよ！嬉しいなぁー！」
門松「ふーん、まぁ、どうでもいいけど。」
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紅蓮「え、冬夏。オカルト部行ってたの？」
冬夏「うん！」
紅蓮「じゃあ、エクソシストと友達になったってこと？」
冬夏「まぁ、そうなるね！」
紅蓮は背中に冷や汗をかいているのを感じた。
冬夏、エクソシストと仲良くなったのか…。
少々、嫉妬と言うかジェラシーを感じた。
冬夏「エクソシストさんってすごいよね！かっこいいよね！」
紅蓮「え？！かっこいい？」
冬夏「うん！しっかりしてるよね！きりってしてるよね！」
紅蓮「まぁ、そうだな…。」
…まぁ、はたから見れば…。
冬夏「紅蓮君はね…そうだねー。慌てん坊さんかな！」
紅蓮「あ、慌てん坊？！」
その日、紅蓮は少々不機嫌に過ごしていた。