13話 ページ18
未夢が加わったことで更に賑やかになった手芸部。
そこで冬夏は部活外の交流を増やそうと、隣の教室へと足を運んだ。
隣の教室、第6空き教室を使用している部活は
「オカルト部」
オカルト、というと宇宙人やらUMAやらのことだろうか。
仲良くできるかな。まず、怖い人じゃないかな。冬夏の頭に不安がよぎった。
すると、第6空き教室から
「みょぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！」
明らかに誰かがなんか、こう…ヤバイ感じになったやつだ。
これはやばい。別の部活を見てこよう。
そう思ったとき第6空き教室のドアが開いた。
死んだ。
死ぬことのない冬夏は頭のなかでそう思ったとき、声をかけられた。
？？？「どうした？」
その人は男の人だった。
髪が長いため、一瞬男気あふれる女の人かと思ったが、男の人だった。
冬夏「すみませんすみません！！！！！食べないでください！！」
？？？「食べないぞ？？！」
某けもののアニメのパロのようだが違うぞ！
部屋に招かれた冬夏は眼の前にいる男が一体誰だか見当がつかなかった。
まさか、ヤクザ？？？！
？？？「お前は、隣の部屋の・・・」
冬夏「ふぁい！！に、ににに、日蓮 冬夏です！」
？？？「そんな緊張しなくてもいい。」
目の前の男性は冬夏にお茶を出してあげた。
？？？「心配しなくても、ここには怪しいものなどないからな。」
冬夏の抱えていた不安が一気に吹き飛んだ瞬間であった。
？？？「そうだ、紹介し忘れた。私の名前はエクソシスト。このオカルト部の部長だ。よろしく頼む。」
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：黒朝 | 作成日時：2017年7月20日 23時
