すのハウス２

萌え萌えヒーロー３ ページ5

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佐「……おかしいなぁ」



自分の買い物を終えて、集合場所に到着しても

Aはいっこうに現れない。






佐「A隊員〜？」



結構いい時間だけど、

まだ買い物してんのかな。




キョロキョロ辺りを見回していると、






「ききき君、美少女戦士きららちゃんに似てるって言われない？

ちちちょっとさ、ここれ着てみてよ。


ぼぼぼ僕がよ、よよ夜鍋して作った特製コスチューム」

「は、はい…？？」



変なやつに絡まれてるAの姿が見えて。




俺は気がついたら駆け寄って

Aの手を取り、走り出していた。






「さっくん…！」

佐「捕まって！！」




運動神経は良い方じゃないけど

身のこなしの良さは自信があるんだからな！！！




「…っ…さっくん…！ちょっと待っ…！」


佐「え？あ…！！ごめん！！」




無我夢中で走り過ぎて

気がついたら会場の外。



息切れしてるAを見て、

思わずパッと手を離してしまった。





佐「ご、ごめん俺…」

「ううん！こちらこそ…ごめんねトロくて(笑) 」




「いい汗かいた〜」って笑ってるAは

やっぱさっきのオタク野郎なんかには勿体無いくらい可愛くて。





佐「……俺…






…っAのコスプレは独り占めしたい！！


誰にも見せちゃダメっっ！！！」






俺の一言にAは目をまん丸にして

その後腹を抱えて笑ってたけど、




でもちゃんと俺の目を見て


「わかった、約束するね」って言ってくれたから






佐「…よし！」





隊長は大満足なのである。

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