すのハウス

裸のお付き合い２ ページ24

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深「ああ〜〜広い風呂はやっぱいいな！」


湯船に入り、気持ちよさそうに声を上げるふっか。



今家にいるメンバーの中でも特に付き合いが長くて

一緒にいることが多かった俺たちだけど…


そういえば、2人きりになるのは久しぶりかもしれない。





岩「…」



その時ふと頭に浮かんだ

ふっかにずっと前から抱いていた疑問。


…聞くなら今しかない。






岩「ふっかはさ…いつまであの家にいるつもりなの？」

深「…え？なんだよ急に(笑) 」



ふっかは突然の質問に笑ってたけど、



岩「…聞いた。昇進の話」

深「…！」


続けて言った俺の言葉にピクッと顔が強張る。



「えーと…」なんて言いながら俺の反応を見てるけど

なんとか誤魔化そうとしてるのがバレバレ。




岩「さすがに窓開けっぱなしで話してたら

隣まで聞こえてくるよ(笑) 」



冗談交じりに、でもはっきりとそう言うと

だよな、とふっかは力なく笑った。







随分前から話に上がってる

店長からエリアマネージャーへの昇格の話。


それをふっかは幾度となく断り続けている。





深「優先順位ってあんじゃん」


ポツリと呟いたふっか。




岩「…うん」

深「それがね…揺るがないわけ、俺の場合」




昇進すればもちろん、転勤は避けられない。



それはつまり

この家を出るってこと。


俺たちと…Aと、離れるってこと。





深「あ…一応この話内緒で頼むな。

特にAには 」




自分のキャリアとか

男としてのステータスとか


全部捨ててまで大事にしたいって




岩「…わかった」

深「サンキュ」




ふっかにとって

Aの存在ってそんなにデカイの？

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