あの男が帰ってきた！５ ページ22
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そうして訪れた康二くんとお別れの日。
深「気をつけてな」
向「あざっす！ふっかさんもお元気で！」
お見送りに駅まで来たのは僕とふっかさん
そしてAちゃん。
「…」
やっぱりだけど元気はない。
そんなAちゃんを見兼ねたのか康二くんは
向「姫、頼むな」
と僕の肩を叩いた。
ラ「は…！！」
はい、と返事をしようとした瞬間
Aちゃんの背後に見知らぬ男が飛びかかってきた。
「…っ！」
ひったくり…！！！
僕が声をあげようとした時にはもう
康二くんの回し蹴りが宙を飛んでいた。
ーーバタン！！！
向「…ったく
…うちの大事な姫さんに触らんといてくれる？」
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深「…どうよ？」
康二くんを見送った帰り道
ふっかさんは僕に言った。
ラ「とりあえず…
すげえかっこいい人だってことはわかりました」
僕の答えにふっかさんは満足そうに笑った。
夢に向かって真っ直ぐな康二くんを
みんな、僕にもわかってほしかったのかもしれない。
深「…にしても毎回よく飽きないよな、
あの遠距離恋愛コント」
「だって康二のってくれるから楽しんだもん」
…コント？
深「月1で帰ってくるのにさ、毎度毎度あんなノリ飽きないわけ？(笑) 」
…え、月1で帰ってくるの？
「康二も精度あげてきてるからね！私も答えなくちゃ！」
精度って…まさかお笑いの？？
ラ「…」
ーーこれからは俺が力になるって決めてんねん
その時僕の脳内に浮かび上がったのは
屋上で夕陽に照らされていた康二くんの表情。
きっと康二くんはコントつもりなんて…。
ラ「…もしかして…」
大真面目なのは本人だけで
Aちゃん含め誰にもそれが伝わってない…？？
「ラウ？」
深「どした？なんか顔青くね？」
ラ「…い！いや！
っなんでもないです！！！」
僕はこっそりと冷や汗を拭い、
今日の2人の会話を一切聞かなかったことにした。
.
遠く旅立ってしまった康二くん
(きっと来月にはまた会えるんだろうけど)
僕はあなたを陰ながら応援していくことを
たった今心に決めました。
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umi(プロフ) - みーさんさん» ありがとうございます！次章も楽しんでいただけたら嬉しいです^ ^ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: ac7556c90d (このIDを非表示/違反報告)
みーさん(プロフ) - ふっかがすっごく良いです！！ (2019年12月22日 1時) (レス) id: 2f3f1aaf25 (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - ほのさん» コメントありがとうございます！現在はややふっか優先ですが…これから主人公が誰とくっ付くのか楽しみにしていただけると嬉しいです^^これからもよろしくお願いします！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: ac7556c90d (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - momoさん» コメントありがとうございます！伏線の回収がいつになるかわかりませんが、(笑) 気長に待っていただけると嬉しいです！これからもよろしくお願いします^^ (2019年12月16日 0時) (レス) id: ac7556c90d (このIDを非表示/違反報告)
ほの - ふっかと特別な関係って形だったので主人公とふっかをくっつけてほしいです。内容は面白いです。これからも楽しみにしてます。 (2019年12月15日 15時) (レス) id: 44252da1e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：umi
| 作成日時：2019年10月24日 14時
