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17 向井side ページ17

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向井side



目が覚めた時、俺は自宅のベッドの上に居た。


向「…う…」


ゆっくり身体を起こすと、頭に鈍い痛みが走る。



あれ…俺、どうやって…。



ーーガチャッ
「あ、康二くん。起きれた?大丈夫?」



開いた扉の向こうにはさっきまで店にいたはずのAちゃんの姿が。




向「Aちゃん…なんで?」

「覚えてない?康二くん、店で急に倒れちゃって」



Aちゃんによると、救急車を呼ぼうとした瞬間に

俺は立ち上がり、朦朧としながら自力で家に帰ろうとしたらしい。



「康二くん"大丈夫"って言い張ってたけど…フラフラで見てられなかったし。私も付き添いで今日は早上がりさせてもらったの」

向「…アカン…全然覚えてない…」

「ちゃんとタクシー運転手に自分で住所も言えてたよ?(笑) 」

向「まじで…てかホンマにごめん!…っ…!」



立ち上がろうとしたその時、視界が歪んでベッドにそのまま尻もちをついてしまった。


…うそやろ…これ冗談抜きで結構ヤバいかも。



「無理しないで寝てて!私は全然大丈夫だから」


Aちゃんはそう言って、側に来て冷えピタを貼ってくれる。



向「あ、…気持ちいい、かも」

「ふふ、よかった」




慣れない一人暮らしに、ありがたくも忙しい仕事の数々。


ダンスや歌の稽古も俺がいっちゃん覚えるの遅いから、

正直身体は限界に近かった。




でもどうしても


Aちゃんの笑顔が見たくて

"お疲れ様"の一言を言ってもらいたくて



疲れてる時こそ

彼女に会いたくなってたまらなくて




向「Aちゃん…?」

「…ん?どした?」




初めて会ったあの日



拾った野菜を少し恥ずかしそうに受け取る

君の笑顔を見た日から




たぶん俺は君に恋してる。








向「もう少しだけ



側におってくれへん…?」






だから照くんごめんなさい。




今日だけ

この瞬間だけ



自分の気持ちに素直になるのを許してください。

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作品ジャンル:タレント
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umi(プロフ) - okmrernさん» こちらにもコメントありがとうございます!嬉しいご意見のおかげでテンションあがって文字が進みました(笑) これからもよろしくお願い致します^ ^ (2020年2月28日 22時) (レス) id: ac7556c90d (このIDを非表示/違反報告)
okmrern(プロフ) - しょっぴー!エモ!umiさんの作品が大好きです!これからも頑張ってください(^^) (2020年2月27日 19時) (レス) id: b6a7ef389c (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - えもちゃんさん» ありがとうございます!このキャラめめ担の人はどう思うんだろう、、ってちょっと心配だったのでホッとしました(笑) これからもよろしくお願いします! (2019年10月22日 21時) (レス) id: ac7556c90d (このIDを非表示/違反報告)
えもちゃん(プロフ) - いつも楽しみにしてます!めめのちょい悪な感じがツボです!笑 ここでのしょっぴー登場はやばいです!更新楽しみにしてます! (2019年10月21日 14時) (レス) id: d89a828df4 (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - 西川みづきさん» ありがとうございます!少しずつ更新していきますのでこれからもよろしくお願いします^^ (2019年10月2日 17時) (レス) id: ac7556c90d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:umi | 作成日時:2019年9月12日 8時

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