６ ページ6
.
「え…それってどういう…
岩「とにかく俺に協力させてほしい」
ハンドルを握る岩本さんの顔は本気だった。
もしかして岩本さん…翔太のこと何か知ってる…？
岩「翔太があんな表情で笑ってんの…初めて見たんだよね」
「えっ」
岩「この間の飲み会。
翔太がプライベートの友達紹介してくれるのなんて初めてだったし」
「それは…」
翔太は“あっちの世界”と“こっちの世界”
私を基準にきっぱり境界線を引いていた。
だからライブや舞台を見に行ったことなんて一度もないし
翔太がどんな活動をしているのか…全く見当もつかなかった。
でもそれでよかった。
翔太が私のことを少しでも、癒しのよりどころにしてくれているのなら…。
そんなふうに長年過ごしていたのに
“今度メンバーみんなでお前の店に行きたいんだけど”
と突然翔太から連絡があった。
きっと仕事でもプライベートでも心から気を許せる仲間ができたんだなぁ…
そう思うと自分のことのように嬉しかった。
だからSnowManのみんなに出会ったあの日は…私にとっても特別だったんだ。
「…私…頑張ってみようかな…」
私の一言に岩本さんが一瞬ハッとし、そして笑った。
「まぁ妹としか思われてないんですけどね…」と続ける私に
岩「そんなことないでしょ、今日だってきれいじゃん」
ってさらっと褒めてくれる岩本さん。
「ありがとうございます…
翔太はそんな風に褒めてくれたことないですよ(笑)」
岩「あいつ素直じゃないからな…でもきっと思ってるよ」
まぁ…と続ける岩本さん。
岩「俺はこないだの割烹着姿が一番素敵だと思うけどね」
「……恐縮です…」
なんて恥ずかしいくらいにストレートな言葉を使う人なんだろう…
これが岩本さんの第一印象。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 993人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
umi(プロフ) - okmrernさん» コメントありがとうございます！展開がぽんぽん進むのが私の特徴でございます！(笑) そう言って頂けて嬉しいです^ ^これからも是非よろしくお願い致します！ (2020年2月28日 22時) (
レス) id: ac7556c90d (このIDを非表示/違反報告)
okmrern(プロフ) - コメント失礼します。しょっぴーひかるくん主人公3人の気持ちが切なくて号泣でした…泣きました！！話の長さも長すぎずサクサクっと読めてよかったです！書き方も素敵でした！他のも読ませて頂きます！これからも頑張って下さい！！ (2020年2月26日 1時) (レス) id: b6a7ef389c (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - 西川みづきさん» ありがとうございます！なるべく早く次をお知らせできるように頑張ります！(^^) (2019年9月28日 17時) (レス) id: ac7556c90d (このIDを非表示/違反報告)
西川みづき(プロフ) - コメント失礼致します！とても面白かったです！このお話の後も気になります！完結お疲れ様でした！！ (2019年9月27日 19時) (レス) id: 8afed27b6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：umi
| 作成日時：2019年9月1日 10時
