２９ 渡辺side ページ29
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渡辺side
宮「ったく…飲めないのにさぁ」
渡「…うっせ」
1ミリも顔色が変わらない涼太と
2、3杯でヘロヘロな俺
でもなんか…珍しく飲んでいたい気分で。
宮「翔太ってさ…Aちゃんに彼氏ができるたびに別れさせてたんでしょ？ 」
渡「…昔の話だよ」
涼太は声のトーンは変えず、でも口元はニヤニヤしながら続ける。
宮「恋愛ぐらい好きにさせてあげればよかったのに」
渡「…あいつ男見る目ねーんだよ」
宮「まあ心配なのはわかるけどさ…じゃあ翔太が付き合ってよ、ってなっても仕方ないよそれじゃ」
渡「…」
涼太の言うことは至極真っ当。
本当自分でもわかってた。
今までの全部俺のエゴだって。
でも…
渡「…違うんだ」
少しずつ眠気が押し寄せて来る。
渡「俺の好きとあいつの好きは…違ったんだ」
Aは俺にとって
なくてはならない存在だった。
でもそれは友情とか恋愛とか
そんな枠組みで括られるものなんかじゃなくて
自分の体の一部っていうか…
俺の頭じゃこの感情に名前をつけられないけど
宮「ただ翔太は…
Aちゃんが大事だっただけなんだよね」
渡「…そゆこと…」
全部汲み取ってくれるもう1人の幼なじみもいるし。
宮「…照なら大丈夫だよ」
だから俺は
涼太の最後の一言は聞こえなかったフリをして
そのまま意識を手放した。
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umi(プロフ) - okmrernさん» コメントありがとうございます！展開がぽんぽん進むのが私の特徴でございます！(笑) そう言って頂けて嬉しいです^ ^これからも是非よろしくお願い致します！ (2020年2月28日 22時) (
レス) id: ac7556c90d (このIDを非表示/違反報告)
okmrern(プロフ) - コメント失礼します。しょっぴーひかるくん主人公3人の気持ちが切なくて号泣でした…泣きました！！話の長さも長すぎずサクサクっと読めてよかったです！書き方も素敵でした！他のも読ませて頂きます！これからも頑張って下さい！！ (2020年2月26日 1時) (レス) id: b6a7ef389c (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - 西川みづきさん» ありがとうございます！なるべく早く次をお知らせできるように頑張ります！(^^) (2019年9月28日 17時) (レス) id: ac7556c90d (このIDを非表示/違反報告)
西川みづき(プロフ) - コメント失礼致します！とても面白かったです！このお話の後も気になります！完結お疲れ様でした！！ (2019年9月27日 19時) (レス) id: 8afed27b6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：umi
| 作成日時：2019年9月1日 10時
