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†第二話† 夢 ページ4

ーーー!ーーーーー!!

おやじ!かあさん!!そんなの、そんなのっ・・・て、嫌だ・・嫌だぁあぁああ!!

これは呪いだ
あの時俺がわがままをいってしまったことへの、戒め。

許されない、記憶

「かあさ・・・・・!!」
伸ばした手が虚空を虚しく掴む。荒んだ息が空気中に舞って酷く苦しい。
息を落ち着かせて周りを確認するが、動揺した思考は思うように働いてくれない。
唯一分かったのは、ここが自分の知っている場所ではないということだ。

「・・・・・・。」

嗚呼、またあの夢。
あの日からずっと、寝るたびに夢を見る。痛々しい記憶
出来れば忘れちまいたい・・・・それでも夢に出てくるのが嬉しいと思っている俺がいる。

俺は、おかしいのだろうか・・・。

・・・・・・・・・・・。

いや、考えてたって仕方がない。
今は違うところに意識を向けるべきだ。
もう一度ぐるりと見回す。
俺の視界を埋め尽くすのは白ばかりだった。
よくよく見ると簡単な治療道具が置いてあり、保健室なのだろうと理解する。
しかし何故か所々に穴が開いており、ボロい印象を受けた。

「なんだ?ここ」

ベッドからおり、穴にはまらないよう部屋の中を物色する。
ゆっくりと歩いてはいるがギシギシと床が唸り今にも崩れそうだ。
色々と見て回ったが珍しい物はなく、保健室と呼ぶにはあまりにも相応しくない場所だ。

なーんだ、つまんね

興味が無くなったのか物色する手を止め、新しいおもちゃでも探すかのように扉へと手にかける。

†第三話† 爆発→←†第一話† 幻



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一颯(プロフ) - 同性愛ものには専用のフラグを立ててください。 (2016年4月18日 3時) (レス) id: 050c8f6d1c (このIDを非表示/違反報告)
クロウサギ(プロフ) - この作品の続編見たいです!! (2015年5月18日 4時) (レス) id: 29761c99ab (このIDを非表示/違反報告)
緋腹 - この話をみてイトナ君が好きになりました!アザス!!(´∀`*) (2015年5月9日 0時) (レス) id: 5e74d9c177 (このIDを非表示/違反報告)
聖王ダークリンク - 今は………それが、お互いの為だろうからな。 (2015年4月22日 21時) (レス) id: 964e6546a5 (このIDを非表示/違反報告)
聖王ダークリンク - やはり無理か……………。いや、いいんだ。多分、最初から分かってた事だと思う……………今はまだその時じゃないってことは。あいつ自身が心を開くまでには、時間がかかると思う……………だからゆっくり待とう。 (2015年4月22日 21時) (レス) id: 964e6546a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うみしお | 作成日時:2015年4月19日 21時

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