4 落ちたはず ページ5
Aside
『、、、、、』
私は今、ただ無言で雪が降る森の中を走り続けている。ここは多分元いた世界じゃない。
だって走り続けている途中に動物達を何回か見かけたけどどれも奇形だった。あんなもの生きてた中で一回も見たことがない。でもそんなことよりも気にすべき点は、、、、
確かさっきまで一緒に舞楽がいたはず。親に突き落とされてから舞楽と一緒に手だって繋いでた。なのに気づいたら知らない森に【立っていた】
ありえない。穴に落ちたら足だって捻っていてもいいはずなのに痛みすら感じない。
『舞楽、、、!』
私のことよりもあの子が心配。もし動けていなかったらどうしよう。出血でもしていたらどうしよう!
嫌な事が頭によぎる。
木の中を抜けながら冷静に頭の中を整理する。
『舞楽と一緒に穴に落ちた。ここまでは覚えてる。最後に見たのは、、、、
花畑。』
そうだ。黄色の花がいくつも咲いてる。でも私はそこに落ちなかった、、、、はず。
【引っ張られる感触】があった。舞楽だけ先に落ちていった。必死に手を伸ばしたけど、届かなかった。
舞楽を守れなかった。
『舞楽!!』
足だってもう何十分も走っているから疲れている。でも舞楽を見つけてあの子の無事を確認するまでは一秒だって休めない。でもいくら走ってもずっと同じ風景が続いている。息だってずっときれっぱなし。裸足で雪の中を走っているから冷たい雪にを踏むたびに感覚がなくなっていく。
『っ、、、舞楽!!』
舞楽が落ちた花畑を探さなきゃ。あの子がいなきゃ私は、、、、
?「誰だお前」
『っっ!!??』
声が後ろから聞こえたから振り向く。そこには一人の【骨】が立っていた。
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りこーだぁ - ちょっとまってな。数分待って。 (8月10日 16時) (レス) @page7 id: 0217ece035 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - 入れたらなんか適当に言ってくれ! (8月10日 16時) (レス) id: e71b9b5e1f (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - そこの一番上にボードってヤツがあると思う! (8月10日 16時) (レス) id: e71b9b5e1f (このIDを非表示/違反報告)
りこーだぁ - おk (8月10日 16時) (レス) @page4 id: 0217ece035 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - じゃあだいふくってとこおしてもらって (8月10日 16時) (レス) id: e71b9b5e1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ