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剛典「 A 」
ヘラヘラした雰囲気から一転。
真剣な目をしてこちらを向いた剛典に、自然と私まで力が入ってしまう。
剛典「 まず、ごめん 」
そう言って腰を90度に折り曲げた剛典。
「 ちょ、っ!頭上げて!! 」
肩を起こそうと押しても微動だにしない剛典を見て、男女の力の差を思い知らされた。
剛典「 俺、いろんな女の子に対して本当に酷いことしたし、 」
剛典「 Aに好きって言ってからもたくさん誤解させちゃったし、 」
剛典「 1人の人間として本当に 」「 いいよ 」
剛典が何かを言う前に言葉を遮る。
もう聞いていられなかった。
「 もう、いいの 」
剛典の過去は確かにダメなものだとは思う。
けど、
剛典「 … へ? 」
一番大事なのは未来だから。
「 反省してるの。伝わるから。 」
剛典は大きく目を見開いて、その後にクシャっと笑った。
またその後に顔の雰囲気がガラッと変わる。
これも彼のひとつの魅力なのだろうか。
顎を持ち上げられて、
剛典「 A … 」
その甘い囁きに唇が吸い寄せられるようにくっつく。
「 … ん 」
触れるだけの優しい優しいキス。
自分の中で何かがジワッと溶ける感覚に陥った。
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れんれん - 続編書いてくださーい (2018年5月30日 15時) (レス) id: f61cfec5cb (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - あぴんぬ 〃さん» はい!待ってます!! (2016年12月27日 12時) (レス) id: 69d4e673ff (このIDを非表示/違反報告)
あぴんぬ 〃(プロフ) - ゆあさん» そうですねぇ…。臣くんかもしれませんし、剛典くんかもしれませんし、徐々に主人公とのキョリを詰めている隆二くんかもしれません!お楽しみです(^^) (2016年12月25日 17時) (レス) id: edef3d0638 (このIDを非表示/違反報告)
あぴんぬ 〃(プロフ) - はるかさん» 有難うございます!冬休みに突入したのでちょくちょく更新していこうと思います!楽しみにしていてくれたら嬉しいです(^^) (2016年12月25日 17時) (レス) id: edef3d0638 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 誰が結末ですか?/// (2016年12月25日 16時) (レス) id: 5dcc5ae15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あぴんぬ | 作成日時:2016年11月23日 19時