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剛典「 A? 」
そう名前を呼ばれた時にハッとした。
さっきの行動をよくよく思い出してみると…
私って側から見たらただの変態じゃない?
カァッと顔が熱くなって、
反射的にその場を逃げ出そうとした時だった。
剛典「 待てよ 」
そう手首を強く捕まれ、
私は扉の奥にある
彼の部屋の中に吸い込まれた。
バンと軽く音がして、
勢いよくドアが閉まったのと共に、
今、壁に押さえつけられている
という状況を把握した。
「 ちょ … 離して 」
軽く抵抗すれば離してくれるだろうと
甘く見ていた私が馬鹿だった。
剛典「 そんな弱い抵抗で逃げられるとでも思った? 」
「 … っ、 」
終いにはこんな事まで言われてしまった。
何も言い返せない悔しさに俯くと
私と同じ目線まで体をかがめて、
私の顔を除いて、
剛典「 そんな顔すんなよ 」
なんて頬を触って、
親指で唇をなぞって、
私の心臓はドクドクと速くなるばかりで。
剛典の匂いでいっぱいなこの部屋は、
私にはハードルが高すぎる。
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れんれん - 続編書いてくださーい (2018年5月30日 15時) (レス) id: f61cfec5cb (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - あぴんぬ 〃さん» はい!待ってます!! (2016年12月27日 12時) (レス) id: 69d4e673ff (このIDを非表示/違反報告)
あぴんぬ 〃(プロフ) - ゆあさん» そうですねぇ…。臣くんかもしれませんし、剛典くんかもしれませんし、徐々に主人公とのキョリを詰めている隆二くんかもしれません!お楽しみです(^^) (2016年12月25日 17時) (レス) id: edef3d0638 (このIDを非表示/違反報告)
あぴんぬ 〃(プロフ) - はるかさん» 有難うございます!冬休みに突入したのでちょくちょく更新していこうと思います!楽しみにしていてくれたら嬉しいです(^^) (2016年12月25日 17時) (レス) id: edef3d0638 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 誰が結末ですか?/// (2016年12月25日 16時) (レス) id: 5dcc5ae15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あぴんぬ | 作成日時:2016年11月23日 19時